中央区民マガジン

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From中央区が一目瞭然!?「中央区の地名入り和菓子」をご紹介!(3/3ページ)

2023.12.28
文、撮影:柳谷 ナオ

ここはマスト!ディープに攻めるなら「日本橋めぐり」はいかが?

雑誌やSNSでも世代を問わず大人気の日本橋。新進気鋭のカフェから創業100年をゆうに超える老舗が入り混じる、ある意味日本の文化と歴史の交差点ともいえる街、日本橋。

1947年3月に京橋区と日本橋区が一緒になり中央区となったことから、旧日本橋区は基本的に日本橋●●という町名(一部例外あり)。

青森県在住、数年で古希を迎える父に効いてみたところ、「日本橋は中央区日本橋で、人形町は中央区人形町じゃないの?」と返答がありやはり日本橋と冠するイメージは薄いよう。

そんな時は、塩煎餅でもお馴染み!三原堂本店さんの「日本橋めぐり」をぜひ!

全5種類の焼き饅頭。人形町・蛎殻町・小網町・芳町・室町。芳町もかなりアツいのですが、今回は中の餡の好みで人形町・蛎殻町・小網町を選択。

日本橋めぐり(各230円)

人形町は黄身餡を焼き上げた桃山饅頭。浮き彫りの三原堂の文字が逞しい(店名ですがここはご愛敬)。

見た目と歯裏腹に、中餡はやや複雑で繊細。小豆こし餡と手亡豆の白餡を混ぜた半小豆餡でしょうか、色合いも独特ですね。レーズンのラム酒漬けが混ぜ込まれているようですが目視できず、けれども風味はしっかりと備わったちょっと大人な雰囲気。

蛎殻町は東饅頭(あずままんじゅう)。東饅頭というのは、小麦粉の生地で粒餡を包みやや平らに成型し、中心に胡桃を乗せ卵黄を塗ってから焼き上げた焼き饅頭のこと。

小豆の皮のシャキッとした歯ごたえも損なわれていないので、噛みしめるたびに素朴な小豆のふっくらとした風味がじわりじわりと。胡桃の香ばしさも相まって、思いのほか落ち着いた甘さの癒し系なテイスト。

ややすまし顔な小網町。他のお菓子はいずれも表面に何かしらのワンポイントがあるのですが、小網町だけプレーンな印象。

ここは捻りをきかせて、中は薫り高い抹茶餡。ほんのり渋みを孕んだ芳香が鼻腔のあたりをそよそよと行ったり来たり。白餡のすっきりとした甘味と、抹茶のほろ苦さがスムーズに手を取り合い、優雅なお菓子に。

三原堂本店・人形町本店
日本橋人形町1-14-10
03-3666-3333
平日9時30分~19時
土日祝9時30分~18時
年末年始の営業予定
元日のみ休業。それ以外は通常営業

いかがでしたか?中央区推奨土産品というには少しカジュアルかもしれませんが、その親しみやすさも和菓子の魅力のひとつ!高級路線もありですが、ローカルだからこその話題も掘り下げていきやすい話題のポイント。

個人的には、(お馴染み?)蛎殻町一発で読めるかクイズを渡す方全員に仕掛けたいと思います。

地域企業・団体に協賛いただいてます

医療法人社団 SUNSET Zetith Dental Clinic

(銀座1丁目)

株式会社Insity

(日本橋小網町)

明治安田生命保険相互会社 丸の内支社

(八重洲)

株式会社ネオ・コミュニケーションズ

(日本橋箱崎町)

StandardLS株式会社

(日本橋小舟町)

株式会社仕事以外ドットコム

(日本橋堀留町)

>>協賛について

柳谷 ナオ (区民ライター)

甘いものがなくちゃ始まらない! 中央区と和菓子とあんこが大好きな1児の母。 老舗から新参店まで、色んな和菓子と触れ合いたい。 好きな言葉は「あんこ」「もちもち」

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