「柳ばし 長寿庵(以下、長寿庵)」は明治42(1909)年創業ですが、一昨年にビルごと店舗を建て替えたためピカピカのまるで新店のような老舗です。
『板わさを楽しむin日本橋』には当マガジンも広報で参画しております。以下、イベントPRも含まれますので予めご了承ください。
「柳ばし 長寿庵(以下、長寿庵)」は明治42(1909)年創業ですが、一昨年にビルごと店舗を建て替えたためピカピカのまるで新店のような老舗です。
恒例のコロナの影響をお聞きしたのですが「ちょうど店舗の建て替えだったので・・・」あまり影響はなかったそうです。
かつては江戸一番の繁華街と言われたかつての両国広小路に居を構える長寿庵。四代目の五十嵐隆夫さんの記憶の中でも料亭で賑わっていた記憶があるそうです。
そんな東日本橋も今はすっかりマンションが立ち並ぶ住宅地。街の歴史と共に生きてきた蕎麦屋の板わさの紹介です。
これぞ正真正銘の「板わさ」!
「あまり手を加えないことにこだわっています。飾り切りもしないしシンプルイズベストでかまぼこを味わってもらいます」とは店主の五十嵐さん。
直球勝負で鈴廣のかまぼこの良さを味わいます。
かつては他社のかまぼこも扱っていて、鈴廣を「上板」として出していたそうですが、建替を気に一本化。やはり蕎麦前は板わさと根強い人気とのことです。
歯応えと歯ぎれの良さが別物とのこと
一押しメニューの「鳥のかえし焼き」
かえし焼きとは蕎麦のかえしを使った照り焼きのようなもの。見るだけで美味しいのが丸わかり。ビールはもちろん、日本酒にも抜群に合う最高の酒の肴です。
そして、この付け合わせの焼きネギが至福・・・
かつては蕎麦屋の定番だったそうですが、他のつまみに対して手間が掛かるからか近年では扱う店が少なくなっているそう。
わざわざ足を伸ばす価値がある一品です。
「蕎麦屋なのに蕎麦でなくて良いのですか?」と聞いたところ、「うちの蕎麦の良さは近所のみんなが知ってるから」との強気の発言いただきました。
建替を機に機械打ちから手打ちに戻したとのことで蕎麦には絶対の自信が。オムライスなどの洋食も扱っていたメニューも蕎麦屋として原点回帰したそうです。
四代目隆夫さんと引き継いだ看板
コロナ以前から問屋街から住宅街へと変貌を遂げつつあったこの界隈。最近はご家族の来店が着実に増えているそうです。料亭が軒を連ねる時代から街を見守る蕎麦屋は時代に沿って変化を続け、地域の人々に愛され続けます。
「柳ばし 長寿庵」は普段使いのできる優しい価格設定。ぜひお近くの方は気軽にお訪ねください。
柳ばし 長寿庵
東日本橋2丁目24-16
11:00〜14:00、17:00〜21:30
日祝定休
『板わさを楽しむin日本橋』に参加された方の中から30組に小田原にある鈴廣のかまぼこ博物館での「かまぼこ・ちくわづくりの体験」が当たります。
公式LINEアカウントから簡単に登録できるのでぜひご応募ください。
親子でかまぼこ体験は予約必至の人気イベントなのでチャンスです。
詳しくはこちらの 特設ページ から。
鈴廣かまぼこ 板わさをたのしむin日本橋
特設サイト: 板わさをたのしむin日本橋
開催期間: 5月31日まで