もともと中野にあるお店だったのですが、店主の安広洋司さんは「靴業発祥の地」を意識して、近くであるこの場所にお店を移転させたらしいです。2階はアートギャラリーになっています。
~ お洒落だけじゃない!靴業発祥の地・発祥の日を意識するこだわりがアツい ~
銀座1丁目の路地裏に現れるお洒落な建屋
もともと中野にあるお店だったのですが、店主の安広洋司さんは「靴業発祥の地」を意識して、近くであるこの場所にお店を移転させたらしいです。2階はアートギャラリーになっています。
オープン準備中の店内(2月撮影)
店の名前であるRiNGOSEIKAの由来を伺ってみました。
「『リンゴの靴屋さん』と子どもから大人までオーダー靴を身近に親しみを持ってもらいたいという気持ちを込めています。」
大きな金箔の!林檎の絵が飾られている
安広さんは10年ほど前、アート関係の仕事に携わっていた時に、寺田琳(テラダリン)さんというドイツで金箔を使用するアーティストと出会い、色々と助けてもらったのだとか。
寺田琳さんの常に挑戦する姿に感銘を受け、オーダー靴屋を創業する際にはリンという名前を入れたいと思い、その時にリンゴという言葉のゴロにしっくりきたらしいです。安広さんは続けてこう語ります。
「リンという言葉に『凛とした立ち姿』の音の響き、革靴を作る際に動物たちの命をつなぐ『輪廻転生』の想い、果物のリンゴのように誰もが知っている靴屋になりたいと願ったのです。琳さん背中・後を追うように常に挑戦する靴屋でありたいと信念を込めて『琳後製靴』という名前を付けました。」
店主の安広洋司さん
靴のソールに金箔が!
美容室のようなメニュー看板
日本を代表する靴職人、上田哲司さん(左)と
RiNGOSEIKAの近くにはてつじ屋という、同じく靴屋さんがあります。
てつじ屋の上田哲司さんは日本の大手シューズメーカーに入社し靴の基本を学び、イタリアに渡り修行。「足に合った靴を履いて心身ともに健康に」という考えに行き着いたのだとか。
RiNGOSEIKAの安広さんは上田さんと出会い、その考えに非常にショックを受け、同時に「自分が作るべき靴の理想形が見えた」と語っています。
「靴業発祥の地」記念碑
RiNGOSEIKA、てつじ屋から歩いて数分の入船橋の交差点に「靴業発祥の地」記念碑があります。
記念碑の説明によると、1870年(明治3年)3月15日、製靴業の先駆者の一人である西村勝三が居留地に隣接する旧築地入船町に日本で初めて靴の工場を建て、国内の靴製造が始まったのだとか。その記念日は3月15日。
RiNGOSEIKAの安広さんと、てつじ屋の上田さんはこう語りました。
「発祥の日の3月15日にあわせてRiNGOSEIKAをオープンします。RiNGOSEIKAの5周年でもあります。発祥の地にこうして吸い寄せられてきたのは不思議な感覚です。銀座はオーダーシューズの聖地でもありますし、中央区のこのエリアはとても歴史があり魅力的な場所と思うので、ぜひお洒落をして足を運んでほしいです。革靴に限らず、あたたかくなったら着物と雪駄で歩いてみてください。銀座は和装がとても似合う街なので!」
RiNGOSEIKA
中央区銀座1丁目22-14マキエビル1階
営業時間:13:00-19:00
定休日:日月祝
電話:03-6264-3140
https://ringoseika.com/
てつじ屋
中央区銀座1丁目20-6 HFシングルレジデンス1F
営業時間:10:00~19:00
定休日: 火水
電話:03-3564-1192
https://tetsujiya.com/
靴業発祥の地 記念碑
中央区入船3-2-10
https://goo.gl/maps/XxzX31QxMWos7yZq8
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