日本橋の名店が集う『日本橋おべんとう倶楽部』旦那衆の心意気から始まりました

~ 25日から10,000円のお食事券が当たるキャンペーンも開始 ~

2020.05.25
文:ユキイデ
当マガジンでは『中央区テイクアウトMAP』を運営していますが、日本橋周辺のお店が集まった『日本橋おべんとう倶楽部』というサービスをご存知ですか?
日本橋周辺の店舗を中心に有志が集い、各店の美味しそうなお弁当を紹介しています。現在はお馴染みの老舗を始め36店舗の美味しい情報が掲載されています。

『日本橋おべんとう倶楽部』の発起人で「八重洲とよだ」「多良々」を経営している富永一さんにお話を伺いました。富永さんは現中央区議会議員でもあります。ご多忙な中、快く取材に応じてくれました。(Zoomでのオンライン取材です)

4月の売り上げは9割減

今回の一連の出来事で飲食店は非常に厳しい状態ですが、富永さんのお店はいかがですか?
『八重洲とよだ』『多良々』と2つのお店を経営していますが、自粛期間中は月の売上が約10分の1ほどに落ち込みました。ちなみに家賃だけで毎月約100万円以上かかります。売り上げより家賃の方が高い状態でした。そのうえ、社員の給料やその他の固定費も色々かかります。本当に厳しい状態です。
赤裸々な数字をありがとうございます。言葉を失いました…。
大変だ!大変だ!と言うだけでは伝わらないでしょ?こんな状況に陥っているという事実を知ってもらいたいです。

『日本橋おべんとう倶楽部』についてお聞きしました

そんな中『日本橋おべんとう倶楽部』をはじめられたのですが、きっかけを教えていただけますか?
もともと「八重洲とよだ」は八重洲エリアの再開発で一時閉店することは決まっていました。コロナの影響もあり早くに閉店することを決断して、人形町の「多良々」で作ったお弁当を、閉店した「八重洲とよだ」でも販売することにしました。
でも自分のお店だけやっていても仕方がない、こんな時期だから仲間の飲食店のお弁当も買えるような仕組みを作れば、少しはお互いのサポートになるかと思い「蛇の市本店」や「イマノフルーツファクトリー」に声をかけてテイクアウトの販売を始めたのが始まりです。
そこから、仕事仲間の制作会社に協力してもらってWebサイトを作りました。今は加盟店とSNSで連絡を取り合いながら色々な企画を考えています。
売上や反響はどうですか?
SNSなどで反響がありますが、それぞれのお店でどう売上が伸びたかなどは正直わかりません。だけど『日本橋おべんとう倶楽部』をやることによって、飲食店同士が繋がって仲間意識とコミュニケーションが高まったと思います。掲載しているお店の経営者はみんな私の顔見知りです。単なるグルメサイトではなく、基本的に知り合いのお店と、その紹介のお店だけを掲載しています。飛び込みで掲載の依頼が入っても、それは趣旨とは違ってくるので掲載はしないですね。

『日本橋おべんとう倶楽部』×『中央区テイクアウトMAP』 話題は運営や今後の話に

運営費用等はどうされていますか?
お店からは一切掲載料は貰っていません。webサイトの維持などにかかる費用は地元企業に協賛いただいています。また、費用だけでなく協賛企業から提供いただいたドリンクや歯ブラシをお弁当のおまけとして付けています。
地元の不動産会社、飲料メーカー、お江戸日本橋歯科医師会など色々な企業に支えていただいています。
我々も『中央区テイクアウトMAP』を制作していて、約150店舗とLINEで常に連絡を取り合って運営しています。コロナを機に急に業態変更に対応したお店も多いと思います。お店によってテイクアウトのノウハウはさまざまだと思います。また、これから気温も上がり食中毒などの衛生管理にも今以上に注意が必要だと思います。加盟店同士で情報共有や勉強会などはありますか?
『日本橋おべんとう倶楽部』に加盟している飲食店はもともとしっかりしたお店だけなのでその必要がありません。お弁当といっても、その場で作るものと、予め作っておくもの、内容などで保健所の許可やシステムが違います。
こんな状況なので細かく保健所がチェックできないのが現実ですが、このような状態は長く続くものではない思っていて、1日も早く今までの生活を取り戻したいです。

先日、当マガジンで『中央区テイクアウトMAP』掲載店に対してアンケートを実施したところ、緊急事態宣言の解除後も8割以上のお店がテイクアウトを続ける意向でした。『日本橋おべんとう倶楽部』はどのような意向・お考えですか?
『日本橋おべんとう倶楽部』は今回のこの状況のために作りましたが、お弁当にとどまらず今後色んな事に発展させたいと思っています。プレゼントキャンペーンは今日からですし、地元の宅配業者と提携したデリバリーシステムも構想しています。
今まで飲食店のコミュニティというと、日本橋料理飲食業組合、日本橋三四四会、地元商店会という様な既存のかたちでしたが、今回はどれにも属さない完全なフリースタイルで立ち上げた新しい倶楽部です。
そこから連携があって「組合に入ってみようかな」「町会の人とも繋がりが出来たから入ってみようかな」という風に繋がる形もいいなと思っています。

キャンペーンの話になると笑顔がこぼれる富永さん

日本橋おべんとう倶楽部プレゼントキャンペーン

特賞:日本橋おべんとう倶楽部お食事券 10,000円×2名
1等:日本橋おべんとう倶楽部お食事券 5,000円×8名
2等:日本橋おべんとう倶楽部特製弁当 3,000円相当×10名
3等:おべんとう500円引き 先着200名
期間:5月25日(月)~6月15日(月) の3週間開催

お弁当を1つ購入すると応募チラシが貰え、チラシにスタンプ5個集めると応募カードと交換。
応募カードの専用QRコードからwebにアクセスして申込む仕組み。
抽選で1万円のお食事券や、3千円相当のお弁当が抽選で当たる。
当選発表は6月16日(火)以降に当選メール配信。

↓詳細はこちらのwebサイトでご確認ください↓

5/26(火)に東京都も緊急事態宣言が解除されました。ロードマップによると飲食店は段階的に営業を延長・拡大することになっていますが、お客さんがすぐに戻ってくるわけではありません。
しばらくはお客さんの心理的にも「まだテイクアウトにしておこうか…」となる様な気がします。
今回、厳しいという言葉では足りないぐらいの状況を富永さんに語っていただきましたが、苦しい中でも隣のお店・地元のお店を助け合い、前に進んでいく姿は「粋」という言葉以上のパワーを感じました。富永さん、ありがとうございました。
地獄の様な状況でもキャンペーンを企画して日本橋を盛り上げようとする姿勢に感動しました。それにしても1万円のお食事券は超魅力的!中央区民マガジンも『中央区テイクアウトMAP』をはじめ、色んな役立つ記事、明るくなるようなコンテンツで中央区を盛り上げて行きたいと思います!

ユキイデ (編集部)

2006年から日本橋エリアに住み始める。 南大阪生まれの巨漢。デスメタルが大好き。 おばあちゃん子。

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