この日の清掃活動は一般社団法人日本橋浜町エリアマネジメントが中心となり、日本橋消防署浜町出張所、浜町二丁目町会などが協力。総勢約30名が参加しました。
消防隊員が石碑を傷つけないように丁寧にハシゴをかけ、道路の脇には水槽も設置。かなり本格的な清掃作業です。開始から終了までカメラをまわしましたのでじっくりご覧ください！

ハシゴに登り丁寧にたわしで洗浄。苔が生えて緑色をしていた石碑がみるみるうちに黒く輝きました。ピカピカになっていく石碑を見上げ、笑顔がこぼれます。見ているだけでもなんだか心が晴れやかな気分になりました。

驚いたのがゴミの量の多さでした。石碑周辺は植物が生い茂っているのですが、草木をかき分けて覗いてみると、ゴミだらけ！ 空き缶やレジ袋だけでなく、明らかにこの場所に捨てに来ただろ…(怒)と思われるゴミもいくつかありました。神聖な石碑のまわりにこんなゴミを捨てた人には恥を知って欲しいです！

清掃している皆さんから「来年は子ども達も呼んで清掃しよう！」という声が聞こえてきました。たしかにハシゴに登りる姿はカッコイイですし、下の部分であれば子ども達でもたわしで磨けますね。子ども祭りみたいな感じで、夏のイベントとして毎年開催できれば、この石碑や地域への愛着も湧くのではないでしょうか？

清掃活動中、皆さんと色んなお話しをしました。皆さんの会話から「浜町をもっと綺麗に！もっと楽しい場所にするんだ！」という気合いを感じました。皆さんのおかげで数十年ぶりに綺麗になった石碑から閉じ込められたパワーが放出されるかもしれません。新しいパワースポットの誕生かもしれませんね！

当マガジンでも何度か記事を書きましたが、コロナ軽症患者を受け入れてるホテルが石碑のすぐ近くにあります。
関東大震災で多くの命を救ったり、令和では疫病と闘ったり、新大橋とこの周辺エリアには人を助ける何かがあるのかもしれません。
その何かを考えた時、まず思い浮かぶのが今回綺麗になった石碑ではないでしょうか。

先日開催されたパラリンピックでも、開会式の日に新大橋の真上をブルーインパルスが通過したのも偶然では無いような気がします。どことなく、この場所にエールを送ってくれたような気分になりました。

隅田川に架かる橋はどれも重厚で歴史がありファンが多いと思います。
その中でも新大橋は現在の橋の姿になって歴史が比較的浅く(昭和52年完成)現代的なイメージですが、他にこんな立派な石碑がある橋は無いと思います。新大橋を渡る際は、ぜひ少しまわり道をして石碑も眺めてみてください。「誰かのため何かをしよう！」という気持ちになるかもしれません。

↓ 過去記事・浜町からナウマンゾウの化石が発掘！！ ↓

↓過去記事・全国ニュースになった横断幕↓