阪本小学校5年生たちが茅場町のビルの屋上で田植え実施

~ プレナス「茅場町あおぞら田んぼプロジェクト」今年も始動 ~

2021.06.07
文、撮影:ユキイデ
5/25、茅場町交差点に接したビル(プレナス東京本社)の屋上で、阪本小学校の5年生の子どもたち30名による田植えが実施されました。証券会社が建ち並ぶ都心のビルの屋上で、裸足で泥だらけになり一生懸命田植えをする子どもたちの真剣な表情と、プレナスの地域密着の想いをお伝えします。

田植えが行われる(株)プレナス東京本社のビル

前日まで雨が続いていましたが、田植え当日は気持ちいい快晴。気温もぐんぐん上がり暑いぐらいです。阪本小学校の子どもたちの願いが通じたに違いありません。

ビルの屋上に設置された「あおぞら田んぼ」

8階建てのビルの屋上にある、3.6m × 5.8m の田んぼ(約20㎡)。小さいですがとても綺麗に整備され、ネットも設置されています。
田んぼの奥には高層ビル群が建ち並んでいるのが見え、少し不思議な光景です。

阪本小学校5年生 30名が集合

プレナスによる「茅場町あおぞら田んぼプロジェクト」は、今年で2年目ですが、小学生による田植えは今回が初めて。プロジェクトメンバーはプレナスの社員の有志で構成されています。
田植えの流れの説明があり、続けてプレナスが行っている事業内容を説明。「どんな事でも質問しても良いよ!」という呼びかけに対して「一番売り上げの多いお店はどこ?」という経済記者顔負けの質問が飛び出しました。将来中央区民マガジンの記者になって欲しいです。

田んぼを目前にして少し緊張気味?

「歩きにくいから転ばないようにね!」という説明があると、子どもたちの表情が少し固まります。大人でも田植えの経験はなかなか無いので、中央区生まれの子ども達にとっては想像のつかない未知の領域かもしれません。

用意された苗「彩のきずな」

今年植える品種は埼玉県の奨励品種「彩のきずな」。プレナスは今年から加須市で本格的に米作りを事業展開したらしく、そこで実験的に使っている品種だそうです。

裸足で田んぼに突入!

最初は少し嫌がっているように見えた子もいましたが、裸足で田んぼに入ると「思ってたより気持ちいい!」と笑顔に。ゆっくり転ばないように田んぼの中を歩き、初めての感触に声をあげて興奮気味です。

横一列になり田植えスタート!

「深さはどれぐらい?」「柔らかい場所にも植えていいの?」など、言葉が飛び交い、田んぼのまわりは一気に賑やかに。順番待ちの子ども達も一生懸命見学します。心なしかビルの屋上に田んぼの土の香りが拡がった気がしました。

子ども達は習得が早い!

最初は恐る恐るでしたが、慣れてくると思い切りさが出てきて次々と苗が植えられていきます。都心の学校に通う子ども達が、地方への移動時間をかけず田植え体験ができるのは画期的ではないでしょうか。

真剣な表情で苗を眺める

プレナスによると、最初からビルの屋上に田んぼを作る計画は無かったのですが、都会の中心に自社の田んぼを持つことで、米の生育と合わせて米文化の大切さを発信すると共に、子どもたちに学びの場を提供したいとの想いから、屋上に田んぼを設置し、米作りと食育を実施することになった、とのことです。
屋上スペースはもともと休憩所だったのだとか。中央区には無数にビルがあるので、それぞれに田んぼが設置されたら…と想像すると面白いですね。

子どもたちの田植えは素晴らしいスピード

都心の茅場町のビルの屋上で稲作するにあたって特に気を付けていることは?という質問を、プレナスの担当者にたずねてみました。

「この田んぼの目標収穫量は8kg。ですが、昨年は約3kgしか収穫できませんでした。3000店舗を展開し、生産者の方から年間4万トンのお米を集めている立場にも関わらず、たった8キロのお米が作れないことに本当に色んな学びがありました。昨年は風も強い日も多かったですし、肥料をまくタイミングが早かったのかも…など、色々と経験しました。毎年毎年経験したことを積み重ねて行って、より美味しいお米を作ることができれば、と考えています。」

最後にメダカを放流

田植えが終わるとメダカを放流します。紙コップに1匹ずつ入ったメダカを田んぼに放流!
田植えを終えた子どもたちへのインタビューと、一連の様子を動画で撮影しましたので、そちらもぜひご覧ください。

プレナスの地域密着の想い

プレナス 八谷氏(左) と コーポレートコミュニケーション室長の古賀氏(右)

プレナス総務本部 コーポレートコミュニケーション室長の古賀氏に、阪本小学校とコラボした理由いついてたずねてみました。

「弊社は米文化継承事業の活動を行っており、その活動の一環としてビル内に展示している大きな壁画「棚田の四季」の観覧会などを定期的に開催しております。その展覧会に町会やPTAを始めとする地域の方々に参加していただき、その方々からの紹介で阪本小学校の校長先生と繋がることができました。阪本小学校の校長先生には、このプロジェクトに対して大きく賛同していただき、昨年の収穫や今回の田植えが実現しました。弊社にとっては地域密着はとても大事なことです。これからも地域の子どもたちへ「米育活動」として学びの場を提供し続けたいです。」

田植えを終えて集合写真

今後の予定としては、9月中旬に稲刈り・脱穀。10月中旬には試食会を行う模様。
子どもたちが育てたお米を「茅場町阪本小米」として販売する予定はないか?とたずねてみると、

「阪本小の子どもたちが全部食べてしまうと思いますよ(笑)。昨年もそうでしたし。販売ということではなく、地域の子ども達のために米作り・米育を盛り上げて行きたいと思います。」

と、古賀氏は笑顔で語りました。自分で作ったお米を自分で食べる。阪本小学校の5年生たちにその感想を聞くのが楽しみですね。

「ほっともっと」や「やよい軒」を全国展開しているプレナスという大きな会社が、地域密着という言葉を連呼するのはどうしてなのか?と、当初少し疑問を抱きました。ですがその理由は、以外にも「やよい軒」の名前に秘密があるのだと分かりました。
プレナス東京本社のすぐ近くに日枝神社がありますが、1886年(明治19年)、日枝神社境内に西洋料理店「彌生(やよい)軒」を開業しました。そのお店が現在の「やよい軒」のルーツなのだとか。
明治時代からこの地域の人々に貢献してきたので、子どもたちを呼んでビルの屋上で米作りというのも、ごく自然な流れなのかもしれません。秋には美味しいお米が収穫できるといいですね!

プレナス「茅場町あおぞら田んぼプロジェクト」
ホームページとfacebookでは育成日記が見ることができます。
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ユキイデ (編集部)

2006年から日本橋エリアに住み始める。 南大阪生まれの巨漢。デスメタルが大好き。 おばあちゃん子。

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