近未来的でありながら有機的なデザイン。どんな感じなのか歩いてみたくなりますね。
~ そもそもルールを知らない人が多い?1時間観察してみた ~
黎明橋から黎明小橋を見る
近未来的でありながら有機的なデザイン。どんな感じなのか歩いてみたくなりますね。
晴海トリトンをバックに
奥には黎明橋が写っていますが、全然姿かたちが違いますね。
歩きやすい穏やかな傾斜
中央区のホームページで公開されている情報によると以下の通り。
橋長:84.9m
有効幅員:5.0m
橋梁形式:四径間下路式連続トラス橋
黎明小橋という名前は、一般応募の中から選ばれた名前。昨年10月に募集が始まり、521点の応募があったそうです。
因みに「黎明」という言葉の意味は、「明け方」「夜明け」。さらに、「物事が盛んに始まろうとする頃。 新しい文化などが起ころうとする時」という意味を持っているそうです。黎明橋の弟、もしくは二世といった感じでしょうか。
実際に歩いてみた感じはゆったりと幅が広く、欄干部分の骨組み?が邪魔して景観はあまり良くないのかな…と想像していましたが、思ったほど気になりませんでした。
場所によって骨組み?の見え方が違う不思議なデザイン。背景のタワーマンション含めて、映画やドラマで使われそうなロケーションだなと思いました。
「自転車乗り入れ禁止」の看板
黎明小橋周辺で撮影していると、通行禁止のはずの自転車が橋をスイスイ通過する姿が。接触したりするような危ないシーンはありませんでしたが、そもそも降りて渡るというルールがあまり知られていないような気がしました。
シェアサイクルで渡ってしまう人も…
平日の午前中、約1時間ぐらい見ていましたが10台以上通過。うち、半分以上はこども乗せの電動アシスト自転車でした。こども乗せの電動アシスト自転車はとても重く、押して歩くのはかなりの重労働なので、乗りたい気持ちも分かりますが…。
保育園のお散歩コースでもある
想像していた以上に人通りが多く、橋に全く人がいない状態になる時はほとんどありませんでした。保育園のお散歩や、車椅子で通行している方も見かけました。
通行禁止が分かりにくい?
ちゃんと自転車から降りて歩く人ももちろんいましたが、立ち止まって地面の案内表示を2~3秒眺めて考えている人もいました。このような案内表示・看板が目立ちにくく、初めての人には分かりづらいのでは?そう思いました。
上のYouTubeの映像は、黎明小橋を約15分間タイムラプスで撮影したものです。分かりづらいですが、自転車から降りずに通行する人が1名、橋の部分のみ降りて歩く(スロープは自転車に乗って通行した)人が2名いました。
人道橋なのに自転車で乗り入れ通過しちゃう問題の黎明小橋。到着して45分見ていますが9台乗り入れ。うち6台が子ども乗せの電アシ自転車。ちゃんと降りて押す人は倍ぐらいいますが、どうもそんなルールを知らない、気が付かないような感じがします。 pic.twitter.com/0FCme3DWN3
— 中央区民マガジン (@chuo9_magazine) April 11, 2024
Xで投稿したところ、いろいろな反響がありました。
「歩行者専用橋であることを周知する必要がある」
「事故が起きない様に至急何か対策をしないといけない」
「事故があったらその賠償は大変」
「自転車ゾーンと歩行ゾーンを分ければ良いのでは」
などという意見が投稿されました。
日没時間になると、青くライトアップ開始!いわゆる電灯がなく、橋の欄干部分にLED照明が仕込まれているのでスッキリとしたデザイン。遠くから見ると橋全体がビーム光線のように光り、水面に反射してとても綺麗でした。黎明小橋の本当の美しさは夜のライトアップだと思います。
とても景観が良く綺麗な橋が完成!ということで、ワクワクして行ったのですが、自転車の通行が心配になりこのような記事になりました。SNS投稿を見た区議会議員の方々が既に何らかの対策に動いてくれている模様です。このような街の新しいことに関しては、最初の観測と柔軟な対応が大事だと思うので、しっかりと対応していただきたいです。
記事では触れませんでしたが、パークタワー勝どきミッドの1階デッキ部分から朝潮運河親水公園がとても素晴らしく、そこでなにかマルシェやイベントが開催されても面白いのでは?と感じました。今後益々晴海を中心とする水辺のエリアでは面白いこと・面白い仕組みが起きて欲しいです。
地域企業・団体に協賛いただいてます