昨年12月3日に開催された久松の記念式典には秋篠宮ご夫妻がご出席され、全国ニュースにもなりました。この式典に編集部ユキイデはPTAとして準備や当日の案内などで参加しました。式典ではモニター越しにも関わらず、子どもたちの背筋がピンと伸びていたのが印象的でした。式典を終えた後、秋篠宮ご夫妻は学校をまわり、久松の子どもたち全員と目を合わせひとりづつ話しかけてくださったそうです。子どもたちにとっても心に残るものだったのではないでしょうか。
中央区内を取材をしている中でよく「久松ってどうなの？」と聞かれることがあり、今回の記事を書いてみようと考えたのですが、取材後に久松幼稚園の川越園長が語っていた言葉を何度も頭の中でリフレインしました。
「私は中央区の色んな幼稚園で勤務してきましたが、その時に耳にしていた外からの久松の印象と、いまの中からの久松の印象は同じでした。伝統を大切にする素晴らしい場所だと思います。」
今回の取材で常盤・久松いずれも地域の人々の温かい視線をとても感じました。子どもたちはその視線を意識しながら成長し、保護者も失礼が無いように背筋を伸ばしながら地域の人々と交流していく。それは成績表やどんな書類にも書かれていない、中央区ならではの子どもたちの成長と、まちを豊かにしていく財産だと思いました。