今回は「Co-sodate」とのコラボ企画!「Co-sodate」とは中央区・江東区周辺を中心に子育てに役立つローカル情報を発信するママのためのママによるwebメディア。中央区民マガジンはパパ目線で、Co-sodateはママ目線でレポートしてみるという実験的取材です。ぜひco-sodateの記事もご覧ください!
~ 【Co-sodateコラボ企画】パパ・ママ目線で乗ってみた ~
今回は「Co-sodate」とのコラボ企画!「Co-sodate」とは中央区・江東区周辺を中心に子育てに役立つローカル情報を発信するママのためのママによるwebメディア。中央区民マガジンはパパ目線で、Co-sodateはママ目線でレポートしてみるという実験的取材です。ぜひco-sodateの記事もご覧ください!
・晴海に住んでいる小さい子どもがいるファミリー想定
・ベビーカースペック:幅450mm x 奥行き850mm、重量:5.9kg
・晴海からBRT連節バスに乗り新橋で降りて銀ブラしてみる
晴海3兄弟タワーマンション側の入り口
現在「晴海BRTターミナル」バス停への入口は2か所。まわりには何もなくかなり閑散としています。プレ運行ということで仕方ないですが、これから整備されてお店などができ、ゴージャスになっていくのでしょうか?せめて近くに公衆トイレや自動販売機があればよいのですが、ありません。最寄りのコンビニはパークタワー晴海1階のセブンイレブン晴海2丁目店です。
晴海トリトン側の入口
こちらも閑散とした感じ。でっかくB!R!T!と看板があったらいいのに、と思ってしまいます。これでは通り過ぎても気が付かないレベルです。すぐ近くに江戸バス「晴海区民館」停留所があるので、バスの乗り換えが簡単にできそうです。
見知らぬおじさんに不安そうなY君
今回のミッションのひとつ「子どもをベビーカーに乗せたまま晴海から銀座まで行けるか?」。
Co-sodateライターm.kさんの息子Y君にミッションを手伝っていただきます。
これから連節バスに乗るんだよ!デッカイよ!と、機嫌をとろうと試みるも不発。大人の考えていることはお見通しの様です。心はまだディスタンスがあるようです。
広大なターミナルにバスが並んでいるのが見えてきました。
連節バスいすゞ「エルガデュオ」!
デカイ!長い!全長17.99m。ド迫力です。
定員は座席35+立席83+乗務員1 =計119名。
燃料は軽油(ハイブリッド)。いすゞのホームページによると希望小売価格8,780万円(税別)。
外装ペイントや色々カスタマイズしているので最終的においくらなのでしょうか?
Y君も連節バスを見て興奮気味です
バスの乗車口は一番前のドアですが、ベビーカーで乗る人がいると前から2つ目のドアも開けてくれました。料金を払う機械は一番前運転席の横だけなので注意が必要です。
ベビーカーのまま乗車トライ!
ご覧の通り電車に乗る感覚で乗車できます。
連節バスが近付き停留所に寄せる一部始終をじっくり見ていると、停車後プシュー!という音とともに車体が低くなりました。バスの床とバス停のスロープの高さがほぼ同じに。さっとベビーカーのまま乗れちゃいました。パパの出番なしでした。
車内もゆったり
一人座りの座席の横にベビーカーを横付けしても人が通り抜けれるクリアランス有り。ベビーカーを折りたたんで抱っこする必要なし。またしてもパパの出番なし!
ベビーカーは車内では折りたたむべき!という声をネットでたまに見かけますが、子どもとお出かけする時は重装備なのです。パパママが背負っているリュックサック以外に、ベビーカーの下に抱っこひもや着替えなどの荷物を搭載してお出かけすることがほとんど。下に荷物を載せていると折りたためない構造のベビーカー多く、急に折りたたむというのは実は難易度が高い技。できれば折りたたまず乗車したいというのがパパママの本音だと思うのです。
通常の都バスと車幅は変わらないと思うのですが、やはり前後に長いおかげでとても広く開放感を感じました。内装も落ち着いた感じで、座席シートには「TOKYO BRT」のロゴが刺繍されていました。吊革や天井に広告も見当たらずスッキリ。コロナ対策として窓を開けての走行と車内にはアルコールスプレーが設置されていました。
せっかくなので出発までのあいだバス内を探検。
やはり気になるのが連接部分。ご覧のように床の鉄板が丸くなっていてピボットターンできる構造。ベビーカーでのここの滞在は少し危なそうなので避けた方が良さそうです。
いよいよ出発!
晴海、勝どきの風景が流れていきます。走行ノイズは少し静かかな?という感じです。揺れもあまり感じず。車体が新しいからという要素が大きいかもしれません。
交差点で曲がるたびに車体がグニャリ。なかなかのワクワク感です。もうこの時点で取材目的であるパパ目線ということを忘れはじめています。ご了承ください。
やはりバスといえば一番後ろの席
最もテンションが上がる一番後ろの席に移ってみました。
前方まで全て見渡せるので絶景です。前の車両が交差点を曲がった時に、連節部分から前がグニャリと曲がる様子は子どもだけじゃなく大人もワクワクします。
今回乗車してみてわかったのですが、BRT全てが連節バスではないということ。
BRTといえば連節バスのイメージが大きいですが、連節バスは1時間に1本程度。それ以外は通常のディーゼルバスと、燃料電池(水素)バス。
そして6時台の1本を除き全て新橋止まりです。連節バスで終点の虎ノ門ヒルズに行くには乗り換えていく必要があります。
子どもと連節バスに乗る目的でBRTを利用しようと考えている方はお気を付けください。
時刻表で運行するバスが連節バスなのかどうかがわかるようになっています。
後ろの車両には対面シートもある!
座席は開店せず固定式でした。隣のおじさんも連節バスが気になり乗ってみた、とのことで話が盛り上がってしまいました。
「どうやらバスの駆動車輪は一番後ろのタイヤ」「運転免許は通常のバスの免許でOKらしい」「環状2号線の整備が整えばもっと速くなるのか?」などなど。
もうパパどころか取材に来ていたことすら忘れています。遠足です。
約20分で新橋に到着
新橋の停留所は晴海の様なスロープが無いため少し高さがありました。
しかしご覧のように、ベビーカーを担ぐ事なくクリア。やはりここでもパパの出番なし。
到着したのはこちら
ゆりかもめ新橋駅の下、という方がイメージしやすいかもしれません。
エレベーターがすぐそばにあり、雨でもギリギリ濡れずにアクセスできます。
晴海10:40発→勝どき10:48発→新橋11:00着。
晴海から新橋までの所要時間は20分ぐらい。
今回車内は空いていて座れましたが、休日はどれほど混むか気になるところです。
築地大橋を越えた付近で少し渋滞していたので2,3分遅れ気味だったと思います。
電車と比べるのは難しいですが、晴海からだとまず都営大江戸線の月島or勝どきまで歩くか、バスに乗らなくてはなりません。それが無いだけでもかなり楽です。
高架下から見た新橋停留所。
このまま銀座方向へ向かいます。
銀座並木通り。新橋の停留所からここまで徒歩10分弱。
歩道橋やベビーカーを担ぐ場所もなく、スムーズに銀ブラに突入できました。
Y君も終始お利口さんで、銀座を歩いている頃にはうとうと。子どもにもストレスが無かったという検証結果になったのではないでしょうか。
体験乗車した感想・メモ
・パパ目線で乗ってみたけどパパの出番が無かった
・電車で行くのとそんなに所用時間はかからないけど、BRTのほうが楽。
・車内が空いていたらベビーカーのままラクラク乗車できちゃう。
・晴海のバス停はまだ殺風景。屋根が無いので天候が悪かったりすると萎えそう。
・連節バスは1時間に1本程度。全てのバスが連節バスじゃないのでアタリ・ハズレ感がある。
・晴海始発は6時、虎ノ門最終22:15。通勤にも最高かも。
今後、段階的に運行ルートを増やしていく予定で、2022年度以降すべてのルートが出揃い本格運行になる見込みです。
本格運行予想路線図 (東京都都市整備局より)
本格運行になった場合は晴海にさらに何ヵ所かバス停が増える予定なので注目です。豊洲へのルートが開通すれば都心部に住む中央区民も交通手段が増えて行きやすくなるはず。銀座・東京駅へのルートも検討路線とされているので期待度が高まります!
東京BRTオフィシャルサイト
https://tokyo-brt.co.jp/
運賃:
220円(小児110円)
※ICカードも同額。「PASMO」「Suica」の他、全国相互利用可能な交通系ICカードも利用可能
※一日乗車券 500円 (小児250円)
IC定期券:
通勤1ヶ月:9,000円 3ヶ月:26,000円 6ヶ月:50,000円
通学1ヶ月:6,300円 3ヶ月:18,200円 6ヶ月:35,000円
小児1ヶ月:3,150円 3ヶ月:9,100円 6ヶ月:17,500円
新橋定期券発売所:港区新橋2-20-15(新橋駅前ビル1号館1F)
営業時間:15:00~20:00
定休日:日曜日・祝日
地域企業・団体に協賛いただいてます