今回スポットをあてるのは「みやこ染」で有名な1890年(明治23年)創業の染料メーカー、日本橋小舟町の桂屋ファイングッズ株式会社(以降、桂屋ファイングッズ)です。
今回スポットをあてるのは「みやこ染」で有名な1890年(明治23年)創業の染料メーカー、日本橋小舟町の桂屋ファイングッズ株式会社(以降、桂屋ファイングッズ)です。
桂屋ファイングッズは日本橋堀留町にある堀留児童公園に隣接するビルにオフィスがあります(オフィスの住所は日本橋小舟町)。入り口前に立て看板があるだけの地味な外観。
ビルの5階に桂屋ファイングッズのショールーム及び体験スペース「somenova(そめのば)」(以降、somenova)があります。外観からは想像できない素敵なショールームが広がります。商品だけでなく、商品を使用したアーティストの作品や長い歴史を物語る看板や写真が展示されています。
取材前に幼稚園児に「和紙の手染めキット」を体験させたい旨を相談すると、「大人向けの商品なのでお子様には別の体験を準備します」との返答。「和紙の手染めキット」はママ達に体験してもらうことになりました。
今回お手伝いしてもらったのは、近くの幼稚園に通う5歳児、R君とCちゃんとそのママ達。さっそく体験をスタート。しかしやはり予想通りの展開に。
本来、大人に体験してもらうはずだった「和紙の手染めキット」を全て幼稚園児が使ってしまいました。当初の想定とは逆にママ達がお手伝いするかたちになるも、somenovaスタッフの方は笑顔で丁寧に教えてくれました。
ふだんは公園で走り回る子ども達。だけど今日はアーティスト気分。
和紙が染まっていく様子を不思議そうに眺めて、集中力が途切れることなく体験を楽しみました。
R君「いろがひろがってたのしかった。」
Cちゃん「きれいだった。またやりたい!」
「SOMENOVA(そめのば)」は染め方教室や体験教室だけでなく、持ち込みで染色ができるスペースとして時間レンタルも行っています。未経験者から本格的な染色まで幅広く使える空間です。
https://somenova.amebaownd.com/
子ども達が体験をしている間に桂屋ファイングッズの歴史や「みやこ染」についてお話を伺いました。(インタビュアー 高村保裕)
社長の青山伸一さん
映画のワンカットと企画開発部の福島さん
twitterでハッシュタグ「みやこ染」で検索してみてください。面白いですよ。
https://twitter.com/search?q=%E3%81%BF%E3%82%84%E3%81%93%E6%9F%93
「somenova(そめのば)」
「和紙の手染めキット」
桂屋ファイングッズ株式会社
https://www.katsuraya-fg.com/
中央区日本橋小舟町14-7
03-3662-5611
「和紙の手染めキット」はオンラインショップでも購入できるとのことです。
https://www.katsuraya-fg.com/product/?pca=18#list
実はインタビュアーの高村は毎朝桂屋ファイングッズの前を通っていたとのことですが全く存在を知りませんでした。来年で創業130年になる老舗なのにひっそりたたずむ隠れ家感。一方でWebサイトやSNSの存在感。ギャップに心魅かれてアポイントを取らせていただきました。
歴史を大切にしつつ新たな挑戦を続けていく素敵な企業でした。
取材へのご協力ありがとうございました。
地域企業・団体に協賛いただいてます
山下信治 (編集長)
中央区民マガジン編集長。その割に中央区に住み始めて10年程度の新参者。BABYMETALとコリドラスが心の拠り所。東京都板橋区出身。