中央区民マガジン

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(後半)想いを繋いだ銀座「もの繋ぎプロジェクト」~メディア発表会編~

~ 「銀座もの繋ぎプロジェクト」とかけて「ビフィズス菌」と、とく。 その心は? ~

2020.12.16
文、撮影:ユキイデ
コロナで賑わいを失った銀座の街を元気付けようと、銀座の老舗和菓子店「木挽町よしや」の三代目・斉藤大地氏が春に立ち上げた物々交換プロジェクト「もの繋ぎプロジェクト」。物々交換を超えた想いのリレー。前半後半の2部制でお届けします。
後半は実際に想いを繋ぎ沢山の方が参加したメディア発表会の様子をお届けします。

多くの参加企業が集う

12/3(木)に松屋銀座にて「もの繋ぎプロジェクト展」メディア発表会が行われました。
新型コロナ感染拡大防止のため、開店前の時間にメディア関係者のみでの開催です。
登壇者は以下の通り。(敬称略)
木挽町よしや 三代目 斉藤大地
前銀座会代表幹事 齋藤充
株式会社松屋 専務取締役執行役員 古屋毅彦
銀座丸八株式会社 代表取締役 松澤芳邦
落語家 十一代目 金原亭馬生

前銀座会代表幹事 齋藤充氏(左)

プロジェクト100社目のユニクロトウキョウは、参加した企業のロゴなど組み合わせて作ることができるチャリティTシャツを販売。収益は銀座の街の発展のため、全銀座会へ寄付されました。
受け取った全銀座会の齋藤代表幹事は
「コロナで疲弊した銀座の街のために少しでもお役に立てるように使わせていただく。緊急事態宣言の時、歌舞伎座さまからお声がかかり、即参加を決意しました。イベントもできず、会合もできず、そんな時に大変励みになった。まさに銀座のワクチンになっていると思う。同じ苗字のサイトウとして誇りに思う。」
と語り、会場に笑いが広がりました。

宮本亞門氏からのビデオメッセージ

続いてあの宮本亞門氏からのビデオメッセージが再生されました。木挽町よしやの斉藤氏が直接アプローチして101番目を快諾してくれたのだとか。

宮本亞門氏のメッセージ
「銀座もの繋ぎプロジェクトに心から賛同します
コロナ禍で縦社会ではなく横繋がる
ものを通して人の心が繋がっていく
銀座の若き青年からこの企画が始まったことを心から誇りに思います
このプロジェクトが銀座、そして日本中に包んでいく事を楽しみにしています
私が銀座生まれであることもあるのですが、銀座は心のふるさとです
「西洋のもの」「和もの」「最高のもの」が一緒になった
日本でも珍しい品格のある素晴らしい街だと思います
コロナ禍でも銀座の想いを世界に広げていきましょう!」

銀座丸八株式会社 代表取締役社長 松澤芳邦氏

宮本亞門氏から102番目のバトンを受け取ったのは創業325年の不動産会社、銀座丸八。松澤社長は全銀座会の環境安全委員会委員長も務めています。松澤社長はこう述べました。
「宮本亞門さまから受け取り大変なプレッシャーです。銀座はこれまでに3回の大きな災害に見舞われています。明治5年の銀座の大火、大正12年の関東大震災、そして第二次世界大戦の空襲です。この3つで全て銀座は丸焼けになりました。しかし、皆で力を合わせて見事に復活をしてきたという歴史があります。今回のコロナもそれに匹敵する危機ではございますが、皆で力を合わせれば、必ずや乗り越えられるものと確信しております。」

松屋銀座 専務取締役執行役員 古屋毅彦氏

会場を提供した松屋銀座の古屋専務が登壇。時折冗談を交えて会場を空気を柔らかくしました。
「銀座の街が静かになり皆がどうすればいいのか考えているなか、最初に動き始めた斉藤君の勇気は素晴らしいと思います。こういう時こそ街全体でひとつなろう、というのが今年・来年の銀座のテーマになるだろうと思います。」

落語家 十一代目 金原亭馬生とお弟子さん2名

最後にステージでは謎かけが披露されました。
「銀座もの繋ぎプロジェクト」というお題に対して、次々に名回答が飛び出しました。

「銀座もの繋ぎプロジェクト」とかけて、「ビフィズス菌」と、とく。
その心は
「ちょうない」(腸内、町内)環境が良くなるでしょう!

プロジェクトに参加した企業数社にも声をかけてプロジェクトの感想を聞いてみました。高級紳士靴で有名なマドラスの岩田氏は「何を贈るかとても悩んだ。凄い高価なものだと引かれるし、安いものだと失礼になるし、銀座であるという誇りを持ちながら贈ろうと考えた。次どこに繋がるのかわからないスリリングさと楽しさがあった。」と語りました。
宮本亞門さんの言葉にもありましたが「銀座の若き青年」が、ユニクロや松屋銀座、創業300年以上の老舗までもを動かしたのは本当に驚きです。銀座は大人の街というイメージがありますが、斉藤さんのプロジェクトに刺激を受けた更に若い方もいるのではないでしょうか。次世代の力も取り込み、銀座の街がワンチームとなりコロナを乗り越えて欲しいです!

もの繋ぎプロジェクト公式インスタグラム
https://www.instagram.com/ginza_monotsunagi/

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医療法人社団 SUNSET Zetith Dental Clinic

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ユキイデ (編集部)

2006年から日本橋エリアに住み始める。 南大阪生まれの巨漢。デスメタルが大好き。 おばあちゃん子。

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