カウンターに座りいざスタート。緑のプレートのQRコードをスマホで読み取り、webから注文するシステムです。カウンターでお店の方と話しながら、じゃあそれください!と言っても駄目です。お店の人との会話を楽しみながらスマホをいじり、タイミングよく注文ボタンをポチる、いまはそんな時代になった様です。
~ 兜町が益々面白い!【お酒とおつまみレポート】プレオープンに行ってきた ~
(2/2):お酒とおつまみレポート ←NOW!
カウンターに座りいざスタート。緑のプレートのQRコードをスマホで読み取り、webから注文するシステムです。カウンターでお店の方と話しながら、じゃあそれください!と言っても駄目です。お店の人との会話を楽しみながらスマホをいじり、タイミングよく注文ボタンをポチる、いまはそんな時代になった様です。
「平和どぶろくpototype#2 70ml(400円)」と「燻製うずら玉子(350円)」を注文。
どぶろくはクセがない甘みを感じ、だけどキレのあるスッキリな味。ゴクゴクいけちゃいます。燻製うずら玉子はしっかりと味が付いています。和歌山の三ツ星醤油に漬け込んでいるのだとか。
どぶろくがすくわれグラスに注がれている様子です。
やっぱりビールが飲みたくて「平和クラフト 山椒ゴールデンエール(700円)」を注文。
あまり山椒の風味は感じなかったのですが、キレが鋭かったのでそれが山椒の影響だったのかもしれません。
「紀ノ川漬けと奈良漬け(350円)」。
いずれもしっかりと浸かっており、特に奈良漬けは深く濃厚な味。思わず笑顔になってしまうほど美味しかったです。ビールより日本酒だったな…と、作戦ミスを感じました。
続いて「鶴梅(つるうめ)ゆずロック(600円)」。
お店の方にロックをオススメされたのですが、飲んだ瞬間意味が分かりました。ロックグラスを口元に近づけた時から強い柚子の香りに包まれ、飲むとさらに香りが素早く広がります。まるで柚子をまるごと齧ったような感覚になりました。これはおつまみ不要!
「山椒のポテトチップス(ハーフサイズ)(350円)」もトライしてみました。
こちらもやはり和歌山県有田川町のぶどう山椒が使われており、とても良い香りでした。しびれがクセになります。ビールはもちろん、最初に飲んだどぶろくにも合うんじゃないかと感じました。
ということで「どぶろく小豆 70ml (550円)」に挑戦。
取材したこの日は6月16日。和菓子の日ということで小豆にしてみました。注目は塩。塩をかけて味変を楽しむことができるのです。塩なしノーマルの味は最初に飲んだ「平和どぶろくpototype#2」よりコクがある感じ。塩を入れると塩辛いと感じるのではなく、味の輪郭がはっきりする感じがしました。砕かれた小豆が口の中に残るのですが、それがカリカリと美味しかったです。
最後のお酒は「紀土 純米大吟醸 Sparkling 70ml(650円)」にしました。
爽やか!きめ細かい泡です。甘すぎず、尖っておらず。もっと大きなグラスでもイケたなぁと少し後悔しました。
シメは「サバ寿司 2貫(400円)」!
ラーメン好きの方だとご存知かと思いますが、和歌山ラーメンを食べに行くと付いてくるのがこのサバ寿司。ラーメンと一緒に一口サイズのサバの押し寿司を食べるのが和歌山流なのです。
※ちゃんと「丸田屋の和歌山ラーメン(900円)」もメニューにありました!
編集部ユキイデは南大阪出身。このサバ寿司は幼少期の頃から本当に日常的に食べていました。上京して数年、その味を忘れかけていたのですが、たまたま帰省した時におばあちゃんと和歌山ラーメンを食べに行きました。そう、あの味でした…。旨いとかそんな事より、なんだか懐かしくて嬉しくなってしまいました。(全く食レポになっていませんね)
店内はいつの間にかほぼ満席に。
そして酔いもまわり、隣にいた某酒蔵の社長さまに「兜町に若者が集まってきてるんです!本当にいま注目の場所なんです!」と、熱く語ってしまいました。さらに「兜神社行ってぜひ手を合わせてから帰ってくださいね!社員の皆さまへのお土産は『teal』というお店で!」とか指示していました。かなり面倒な奴だったと思います。本当にすみませんでした。
平和酒造(株) 代表取締役社長 山本典正氏
「日本橋の方々にどぶろくをより身近に感じて欲しいです。」と語る山本社長。ここ数年の兜町の変化もよくご存知で、この方なら地域を盛り上げてくれる!と直感的に感じました。
取材に対応してくれたスタッフの髙木加奈子さんも、兜町にオープンした理由のひとつとしてこう語ってくれました。
「かつて日本各地のお酒を荷揚げした船着き場がこの辺りにあったと聞きました。江戸時代にここから良いお酒が全国に広がっていった様に、これから私たちが、またここからどぶろくの文化を発信できるのではないかと思います。」
以上、酔って少しふらつきながらの楽しい取材でした。とても飲みやすいどぶろくを揃えて、且つカジュアルに楽しめるので、ファンを獲得して人気のお店になるのではないかと思いました。
古く格好良い街並みと、新しくユニークなビル、そして人気の飲食店が集まって来た兜町。「起点であり、輝点となる。」というキーワードで、日本橋兜町・茅場町再活性化プロジェクトを進める平和不動産の動きも引き続きチェックし、お伝えしていきたいと思います。
そして今回の取材にご協力いただいたTwitterアカウント「ちゃむちゃむ」さん、本当にありがとうございました!
平和どぶろく兜町醸造所
住所 中央区日本橋兜町8-5
営業時間 13:00~22:00
定休日 なし
※キャッシュレス決済のみ、現金不可
平和酒造のホームページ
山本社長のInstagram
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