創業130年ホテルかずさやリニューアル後初「花育プロジェクト」始動

~ 日本橋の小学生達が「大切な人のために胡蝶蘭を咲かせ贈る」 ~

2022.06.08
文、撮影:ユキイデ
2020年夏にリニューアルオープンした創業130年の「ホテルかずさや」(日本橋本町四丁目)は、6/4(土) 近隣の小学校に通う子ども達を対象に「第1回ホテルかずさや『花育』プロジェクト」を開催しました。
今回のプロジェクトは全国で花育教室を開催している「椎名洋ラン園」(千葉県旭市)の協力により実現。胡蝶蘭(こちょうらん)のことを楽しく学び「大切な人のために花を育て贈る」というコンセプトです。日本橋の子ども達が体験した模様をレポートしたいと思います。

1階 レストラン「食堂酒菜 時の鐘」で開催

開始から元気よく手を挙げる子ども達

花育プロジェクトはホテルの1階レストラン「食堂酒菜 時の鐘」を貸し切って開催。レストランのコンセプトでもある和と洋が混ざりあった落ち着いた雰囲気の空間ですが、この日は子ども達の賑やかな声が響きます。
今回は日本橋の小学校低学年を中心に11名の子ども達が参加。常盤、久松、日本橋小学校に通っている子ども達が来ていました。編集部ユキイデの息子も参加。中央奥のソファで行儀悪く座っているのが彼です…。

(有)椎名洋ラン園 取締役 椎名輝さん

2014年から【大切な人のために花を咲かせるカリキュラム】を掲げ、全国20校以上・1500名以上の生徒に対し花育教室を開催してきた椎名さん。同年に施行された花き振興法の16条に記載されている活動で、農林水産省の取り組みでもあるとのこと。今回は参加費無料での開催でした。
「お花が咲くとこんな感じになるんだよ。」
「お花を誰かに贈ったことある?」

椎名先生は子ども達に分かりやすい表現で説明します。

クイズも出題

蘭に関する面白いクイズが出題され、子ども達から珍回答が飛び出し笑いが生まれる場面も。見守っている保護者も授業参観のような気持ちになりソワソワします。

完成系はこんな感じ!

ピンクのお花、綺麗な箱、リボン…子ども達は「うまく育てれることができれば2か月後こんな形になるはず!」とイメージしたに違いありません。

好きなものを選ぶ

ひとり1つずつ花芽付きの苗鉢が配られ、この日からお家で育てます。
さっそく椎名先生から出題が。
「このお花に良い名前を付けてみよう。」
「みんなが自分で育て咲かせて、大切な人にこの花を贈ろう。誰に贈るかじっくり考えて。」

椎名先生曰く、過去に子ども達が付けた名前が新品種の名前に採用されたこともあるのだとか。
クイズを楽しんでいた子ども達が急に真剣な表情に切り替わりました。

慎重に作業する子ども達

椎名先生から「花芽の部分がとても折れやすいから気を付けてね!」とアドバイスを受けると、子ども達はさらに真剣な表情に。花芽を支える支柱を一生懸命取り付けます。

なかなかのネーミングセンス…

編集部ユキイデの息子が名付けた名前は「ちんちゃん」。横文字の格好いい名前が出てくると思いきや、友達のニックネームにありそうな名前。他の子ども達が考えたのは「愛香」「みどり」「ピキン」など。とても自由な発想です。

リボンも作ろう

「花が咲いたらリボンを付けて贈ろう。」
椎名先生がそう言うと、子ども達は席を立ってリボンを手にします。

手品のようにリボンが現れた!

先生のアドバイスを受けてリボンをすーっと引っ張ると、可愛いリボンが現れました。これには子ども達大喜び。

みんな完成!

「贈るときはメッセージカードも添えるので、その内容も考えておいてね!」
椎名先生の言葉を子ども達はしっかり受け止めます。

育て方シートも配布

今回の胡蝶蘭は育てやすい品種らしく、人間が好む環境がちょうど良いとのこと。お家の室内で一緒に暮らす様な感じで育てるので、ほぼマンション住まいの日本橋の子ども達にとっても都合が良さそうです。

箱を組み立て中に入れる

まるで大切なものを宝箱にしまう様に、そっと丁寧に扱う子がいて印象的でした。大切な人に贈ることを考えたらそうなってしまいますよね。

ホテルかずさや 三賀(さんが)支配人

ヘルプで三賀支配人自ら箱を組み立てる場面も。会場となったレストランには終始子ども達の賑やかな声が響き渡り、三賀支配人はずっと笑顔でプロジェクトの様子を眺めていました。

最後のメッセージ

椎名先生が最後にとても大切なメッセージを子ども達に伝えます。

心の成長と人の繋がりを育みたいと語る椎名先生

会場のモニターには花を咲かせることに成功した先輩小学生たちの写真が映し出されました。その映像を眺めながら椎名先生はこう語ります。
「大切に育てれば、みんなもこんな風にきっと咲かせることができると思います。」

胡蝶蘭を入れた箱を持ち帰り

子ども達は大きな箱を抱えてホテルを後にします。これで本日の花育プロジェクトは終了。みんな「カーテン越しに置く…」「お水は日曜日だけ…」と、ぶつぶつ言いながら帰って行きました。

公園に咲く花やお花屋さんはあるけれど、大きな農園やビニールハウスは無い日本橋。小学校で育てるアサガオやトマトなどは、どちらかというと自分のためという部分が大きいと思います。誰かのために育てて贈るというのはとても貴重な体験だと思いました。

ホテルかずさや「地域貢献活動の一環を担いたい」

ホテルかずさや外観

コロナの打撃を受け一番厳しい時期にリニューアルオープンしたホテルかずさや。なかなか思うような営業や地域活動が出来ていませんでした。今回のイベントはリニューアル後初となる、地域の子ども達向けのイベント。三賀支配人は花育プロジェクト終了後にこう語っていました。
「参加されたお子様たちの輝きを見れて開催してよかったと思います。今後も地域貢献活動の一環を担えるホテルでありたいと思います。」
花育プロジェクトは今回だけではなく今後も定期的に開催していきたいとのことでした。今後も地域貢献に力を注ぐホテルかずさやに注目したいです!

レストラン「食堂酒菜 時の鐘」耳寄り情報

コロナによりランチ時間のみの営業だったレストランですが、6月13日(月)より夜の部営業も再開するそうです。
営業再開を期にメニューを一新したそうで、新メニューはなんと同じ日本橋の老舗企業、にんべんとのコラボ!

にんべんの鰹節を使用した「お江戸出汁しゃぶ」

出汁は石戸料理長が引き、削りたての鰹節を提供直前に追い鰹するとのこと。とても美味しそうですね!詳細はホテルかずさやホームページやSNSで告知されると思います。
記事最後にリンクを貼っておきますので、花育プロジェクトの今後の開催と一緒にぜひチェックしてみてください!

ホテルかずさや
住所:中央区日本橋本町4-7-15
電話:03-3241-1045
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椎名洋ラン園
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ユキイデ (編集部)

2006年から日本橋エリアに住み始める。 南大阪生まれの巨漢。デスメタルが大好き。 おばあちゃん子。

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