鐵砲洲稲荷神社の「寒中禊」。ふんどし1枚で氷水に浸かる

~ 新春恒例、中央区の無病息災を願う伝統の行事 ~

2020.01.20
文:ユキイデ
1/12(日) 鐵砲洲稲荷神社(湊1丁目)にて第65回寒中水浴大会(寒中禊(みそぎ))が行われました。
今年の参加者は108名。女性も15名が参加しました。
鐵砲洲稲荷神社と言えば寒中禊。中央区の歴史ある新春の風物詩です。
寒空の下、褌(ふんどし)一丁の裸でなんと氷の入った水槽に浸かり禊するという、聞いただけで心臓が止まりそうな行事です。

1時間以上前に到着したのですが、既に見物客がチラホラ

お囃子(はやし)が鳴り響く境内の真ん中には大きな水槽が。巨大な氷柱が…

寒中禊が始まりました

天候は曇り、気温7.9度、北西の風1.8m。
褌姿に着替えた参加者たちが続々と集まり、宮司のご挨拶・お祓いがありました。

今年の参加者は108名。 そのうち女性は15名で白装束で参加。

神社のまわりを1周ランニング。もちろん褌一丁です

氷川神社(板橋区)の篠直嗣宮司が先導役の「道彦(みちひこ)」を務め、掛け声とともに作法や鳥船(舟)を唄い、大きく身体を動かします。
鳥船(舟)とは準備運動も兼ねた禊への儀式です。
鳥船をはじめ雄健(おたけび)、気吹(いぶき)など一連の作法を行った後、そしていよいよ入水。
百聞は一見に如かず。動画をご覧ください。

まず最初に経験者が入水。
続いて未経験者が先輩方のアシストを受けながら入水します。
「祓戸大神(はらえどのおおかみ)、祓戸大神…」と唱えて振魂の動作をしながら肩まで浸かります。
先導役の篠直嗣宮司が「目を瞑るな!」「隣の人の顔を見ろ!」と何度か叫んでいました。
入水は1回だけでなく、これを数回繰り返すのです。

物凄い一体感と熱気のなか、冷水に浸かります

水槽から出た後も何も羽織ることはありません。
再び鳥船(舟)を唄い、大きく身体を動かして整理体操を行います。
そして柏手を打ち終了。

境内の奥では温かい甘酒が振舞われていました

寒中禊の参加者は近くの銭湯「湊湯」の入浴券が貰えるらしく、急ぎ足で向かうのですが、
なかにはもう一度入水して禊を行うタフガイもおりました。

中央区民マガジン動画企画「教えて!区議会議員」に出演した田中耕太郎区議も

見物していた外国人女性にインタビューしました

オーストラリアの大学生で、日本に来て語学を勉強中とのこと

寒中禊は初めて見に来られたのですか?
はい。初めてです。信じられない!と思いました。
水に入っている人は…本当に強い!と思いました。

余談ですが、多くの報道陣が取材に来ていたのですが、海外のメディアも数社来ておりました。
それだけ寒中禊は海外からの注目度も高いという事なのでしょう。

いかがでしたでしょうか?
寒中禊は我慢大会ではありません。
心に宿る邪念を祓い、無病息災を祈る行事です。
修行者たちは終始真剣な表情で集中。
見物者もその雰囲気に包みこまれ、境内は終始神聖な空気でした。
鐵砲洲稲荷神社は2/3(月)にも節分の豆まきが行われます。
こちらも大変大勢の賑わいのある行事ですので、是非足を運んでみてください。

鐵砲洲稲荷神社
中央区湊1-6-7
TEL:03-3551-2647
http://www.teppozujinja.or.jp/

ユキイデ (編集部)

2006年から日本橋エリアに住み始める。 南大阪生まれの巨漢。デスメタルが大好き。 おばあちゃん子。

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