今年3月に新しいローカルSNSが誕生しました。その名は「地区トーク」。地域内での交流にターゲットを絞った新しいSNSです。開発・運営はなんと意外にも朝日新聞社。この度、中央区民マガジンにお声がけいただいたので早速築地の本社に訪問です。
事業リーダーの菅原さんに地区トークをご紹介いただくと共に、本日からスタートするコラボキャンペーン「#中央区のおいしいを語ろう」をご紹介します。
- 住所の近くの情報のみ表示される地域限定SNS
- 匿名制で交流するスタイル
- Wikipedia型のではなくユーザ間の対話を重視
- 中央区民マガジンとコラボします
- 受賞者に最大1万円のAmazonギフト券プレゼント
地区トークは自分が住むエリアの書き込みだけがタイムラインに表示される地域限定のスタイルでご近所同士の町情報のトークを盛り上げます。目指すは新しい形のご近所付き合い。3月の初旬から運用を開始しており、新型コロナウイルスの感染拡大で狭い地域内での生活が見直されている現状からも要チェックのサービスです。
地区トークはこんなSNS
ご提供いただいた説明資料
簡単にいえば地域を限定したFacebookのようなイメージ。
大きく違う点は匿名制のため友達機能等はなく、他ユーザーの投稿にコメントしたり、「ありがとう」とお礼をいう機能に特化しています。匿名のためリアル世界の関係やしがらみを気にせず素直な投稿が出来ます。実名制では難しい例えばお金や病気などの相談や情報も発信しやすいですね。
(※もちろん実名での登録も可能です)
サービス開始直後ですので今度どんどん機能を追加していくそうです。
まずは登録してみましょう
興味がある方はまずは登録してみましょう。登録すると、、、ぶっちゃけまだユーザーほとんどいないです。それもそのはず、後述の中央区民マガジンとのコラボキャンペーンが実質的に初のプロモーションだそうです。
地区トークは全国で使えるサービスですがまずは本社のある中央区に注力してスタートするとのこと。編集部、「まず中央区」、その言葉にとことん弱いです。いまいち不安はぬぐいきれませんが、エコひいきがてら精一杯お手伝いさせていただきます。
地区トークはスマホアプリではなくブラウザ内で動くのでダウンロード不要。パソコンでもスマホでもサクサク動きますので使いやすい環境でご利用ください。
中央区民マガジンコラボキャンペーン「#中央区のおいしいを語ろう」
コンテスト受賞者に一万円のAmazonギフト券をプレゼント
キャンペーンへの参加方法は期間内にハッシュタグ「#中央区のおいしいを語ろう」を付けた投稿を地区トークでするだけ!
その中から「一番いい感じだった」投稿の一名に「中央区民マガジン賞」として1万円のAmazonギフト券がプレゼントされます。その他、入賞者にもギフト券のプレゼントがあります。選考には中央区民マガジン編集部も参加いたします。我々の選考基準はもちろん愛です。
応募方法・期間
2021年3月24日(水)~ 2021年4月23日(金)
参加方法
地区トークサービス内でハッシュタグ「#中央区のおいしいを語ろう」を設定して地区トークで投稿してください。 期間中は何回でも投稿可能です。
詳細は特設ページにてご確認ください。まずは「地区トーク」に登録して色々おいしい情報を投稿してみてください。
既に地区トークを登録済みの方はTOP画面上部からキャンペーンページへ移動できます。
※登録住所が区内の方にしかバナーは表示されません。
事業リーダー、菅原さんにインタビュー
今回のコラボにあたり地区トークの事業リーダー、菅原葉さんに開発の背景や狙い、地域への想いなどをインタビューしました。
地区トークの事業リーダー、菅原葉さん
まずはお声がけいただきありがとうございます。朝日新聞が独自でこういったアプリを運営というと意外な感じがしますが開発の背景など教えてください。
会社としての戦略もありますが、私の熱意が非常に重要でした。私は新卒で朝日新聞社に入社したのですが、実は転職していて某IT企業に勤めていました。朝日新聞社やその企業で色々なプロジェクトに携わる中で地域社会を活性化する事業への意欲が強くなり行動を起こしたのが始まりです。
ということは菅原さんの持ち込み企画なんですか?
はい。色々考えた結果、自分のやりたかったプロジェクトを実現できる場所が朝日新聞社だと思い企画書を抱えて出戻ってきました。
運良く会社の戦略とも一致する部分も多くサービスを開始することが出来ました。
なんかハチャメチャですね。固いイメージがあったのでビックリしています。
開発陣も若手で構成されてますし、社内でも新たな取り組みの一つとして期待を感じます。
新聞社として、昔のように隅々までアナログの取材ネットワークを維持する限界はあると思いますし、ネットの普及で個人が情報発信源になっている現実があります。各地域の情報収集の形態のひとつになると思いますし、地域情報に対する住民の要望や志向を図る上でも大きな意味のあるプロジェクトです。
2階の庭園は春の装い
あえて匿名制を採用した理由はあるんですか?
地域が限定されるからこそ身元がバレると相談しづらいことがあるじゃないですか。例えばお金のことだったり、病気のことだったり、進学のことだったり。あるいは地域の年長者や知り合いには遠慮して物が言えなかったり。
匿名制にすることで気兼ねなく発言できるようにし、このSNSの一番の狙い、地域の対話を円滑にしたいと思っています。もちろん、発言に関しては運営でチェックして場が荒れないよう最大限配慮していきます。
使っていて不便だなと思うところもありました。例えばチェックイン機能がないとかタグが選択制だとか。
タグに関しては表記揺れ(例:焼鳥と焼き鳥など)や利便性から選択制にしています。選択できるタグが足りていないのは事実なのでどんどん充実させていきます。
一方でチェックイン機能はあえて取り入れていません。写真を貼るだけで「ああ、あそこか」とわかるのが地域限定の強みですし、場所が分からなくても「ここどこ?」「あの銀行の隣」みたいな会話が生まれれば良いと思ってます。
カフェスペースから市場跡も一望
プロフィールに子供の年齢が表示されるのも面白いですね。
子供ネタは地域の会話の鉄板だと思いますので。同世代の子供がいるのが分かるだけで親近感が増えますし、トークも弾むと思います。
最近は高齢者もSNSを当たり前のように使います。50歳の息子みたいな表示もされるんですか?
あまり考えていませんでしたが入力すればそう表示されます。でもそれも面白いですね!
まだ利用者は少ないですね
はい、プレスリリースくらいで全くキャンペーンしてないですから。中央区民マガジンさんとのコラボが初のプロモーションです。
非常に光栄ですがプレッシャー半端ないです。
私の目指している距離感と中央区民マガジンさんの記事が一致したこと、朝日新聞社の本社がある築地、中央区に密着しているのでお願いさせてもらいました。これから日進月歩で発展していくサービスなので今回のコラボを始め徐々に口コミで浸透していけば良いと思っています。
技術的な話も弾むがマニアックなため割愛
話は変わって区内で菅原さんのおススメのお店やスポットはありますか?
最近はリモートワークが多いのであまり会社に顔を出せてないのですが、コロナ前は東銀座の蘭州には通ってました。
昨年の秋に閉店されましたね。大盛りが有名で根強いファンがたくさんいらっしゃいました。
はい。私に限らず社内でも良く使っていました。閉店は本当に残念でした。
飲み会が多い会社で近くのお店にはよく行くのですが、さすがに良いお店が多すぎてちょっと絞れないです。
あとは、私の子供は聖路加国際病院で産まれたので、今もちょくちょく訪れるのですが、その近くの「ぎんざまぐろや 築地店」はおススメです。味・コスパ・子供も連れていける雰囲気、すべてで重宝しています!
本日はありがとうございました。最後にこの記事を読んでいる中央区民にメッセージをいただけますか?
日本では数十年に渡り、地域の住民間のつながりが減り続けていると言われています。けれどここ1年、コロナ禍においてたくさんの人が近所に意識を向けるようになりました。
近所の人同士がやわらかくつながった世の中になれば、暮らしはもっと楽しくなる。そんなイメージが明確に見えたことで、地区トークは生まれました。
地区トークを運営している朝日新聞社は、中央区築地に本社があります。中央区を愛し、発展のため活動している中央区民マガジンさんに強い共感があります。きっと中央区民マガジンの読者の中にも、自分の町や近所に愛着がある方がたくさんいると思います。
地区トークは、あなたの近所を盛り上げるために頑張ります。ぜひ地区トークに参加して、一緒に盛り上げていただけると嬉しいです!
皆さんも是非一回、地区トーク使ってみてください
新型コロナの感染拡大もあり地域の在り方が再注目されていることは言うまでもありません。それに応じて色々なコミュニケーションツールが登場しています。地区トークもその一つです。
このサービス、外部委託することなく社内で全て内製したそうです。大企業ではあまり聞かない事例ですが、現場の空気・要望を迅速に反映するため内製にこだわったとのこと。菅原さんからは地区トークへの熱意と柔軟性、覚悟を感じました。きっとどんどんユーザーに沿った形で成長していくと思います。
皆さんからのご感想は全てお届けしますので、ぜひ一度使ってみて率直なご意見・ご要望をください。