区議会の開始にあたり議長と副議長を選出する投票が行われたが、珍しく大きく票が割れる結果に、特に副議長の投票は17対12（無効票1）となり予想外の僅差となった。

今回、青木かの氏に12票もの票が入ったのは中央区議会としては異例であり、今後の区議会を占う重要なデータになる。

続いて区政の討論の主要な舞台となる各委員会（通常4，議運1、特別4の全9委員会）の構成も同日に発表された。ここで委員長、副委員長の所属をご覧いただきたい。

委員長・副委員長のポストは各会派の幹事長の交渉で配分するが、多数派である自民党の意向が強く反映されるのは言うまでもない。目立つのは所属議員2名にも関わらず委員長1、副委員長1と厚遇されている中央区民クラブだ。自民党と連携しているのは確実だろう。

この結果から与党（区長支持）側は、自民党・公明・中央区民クラブの3会派の16名と推測される。議長は基本的に議決権を持たないため瓜生氏を除くと、全29名のうち15名となり過半数をかろうじて確保した様子だ。

副議長選の結果からすると1人会派の1名が与党側に投票したとみられるが、継続的に与党側なのかは判断することが出来ない。