何度か別の取材で訪れたことがあるハイアット セントリック 銀座 東京。ラグジュアリーでありながらカジュアル。遊び心が沢山のホテルですが、まさかここで「ストⅡ」ができる日が来るとは…。

ホテルに入るとどこからともなく高級なアロマのいいにおい。エントランスにいた受付のお姉さんに「えっと…ゲームしに来たんですけど…。」と告げると、笑顔で案内されました。本当に誰でもゲームができちゃうみたいです。

なんだか昔にタイムトリップした気分。懐かしいゲーム機が10台以上並んでいました。因みに今回のこの企画、ゲーム筐体の提供は高田馬場にある『ナツゲーミカド』さんによるもの。お店には200台以上のビデオゲームやピンボールが遊べるらしいです！そんな懐かしいゲームを専門に運営されているなんて驚きですね。

さて、心配していたプレイ料金はどれも1プレイ100円！銀座価格で1プレイ500円だったらどうしよう…と思っていましたが、大丈夫でした。

ところで、編集部ユキイデは1981年生まれ。南大阪のヤンキーだらけの土地で生まれ育ちました。学校が終わり、ヤンキーに見つからないように小銭を握りしめ近所の駄菓子屋に行って、なぜか1台だけ設置されていたネオジオで「龍虎の拳」に燃えた日が懐かしい。覇王翔吼拳がなかなか出せず福留君にアドバイスをもらったっけ。福留君が真似する「ビール瓶切り！」の声マネで腹が捩れるぐらい笑ったっけ。福留君、元気かな？

横スクロール格闘ゲームの代名詞！何十年かぶりのプレイをします！
確かあれですよね？ハガー市長の娘ジェシカが誘拐されて助けに行くというストーリー。恋人コーディーだけでなく、筋肉ムキムキのハガー市長自らも助けにいくという、アーノルド・シュワルツェネッガーも裸足で逃げ出すハリウッド映画顔負けの設定。中央区的にいうと、山本区長が悪党を倒しに行く感じです。(なんじゃそりゃ)　ここはもちろんハガーを選択。レッツプレイ！

「ファイナルファイト」って敵キャラも個性的でしたよね。どれもいちいち懐かしく、感動して涙が出てきそうでした。さて、腕は鈍っていません。フライングボディアタックとパイルドライバーで悪党どもを蹴散らします。どんどん勝ち進んでステージ２へ。
子どもの頃は純粋だったので、日本以外は「ファイナルファイト」のような世界だと思っていました。地下鉄に行った日にはナイフを突きつけられたり火炎瓶を投げられたり…なかなかこの時代のゲームの世界観、ハード＆ヘヴィです。中央区は治安が良い平和な街で本当によかったです。

油断していたらタックルしてくる敵にやられてしまいました。アンドレだったでしょうか？
しかしこれ、もの凄いシチュエーションですね。鎖で巻かれ目の前にダイナマイト。コンティニューしないと爆発…。ハガー市長、無念。

ゲームコーナーには両替機も設置されているので安心です。なぜかこの両替機すら懐かしい感じがします。

これは確かどこか旅行先で見たことがあるような…。コインをはじいてゴールの穴に入れるアナログなゲーム。これがなかなか難しく、大苦戦(泣)。

超ムズイぞ！これ！あっという間に300円があめちゃんに(泣)。ゴールできませんでした。帰って息子に一粒100円の飴だぞ！と自慢することにします。

向かい合わせに座り、知らないお兄さんと対戦しボロ負けしたほろ苦い記憶。めちゃくちゃ強い人のまわりには大勢のギャラリーができたりしていましたよね。少年たちはその光景を見て「上には上がいる」と、弱肉強食の世界を思い知ったのではないでしょうか。そうえいば中央区にはゲームセンターがないですよね…。数年前まで人形町にあった気がしますが。

横スクロールシューティングゲームの「R-TYPE」。映画のエイリアンみたいな世界観で、ちょっとグロテスクで怖かったですよね？でもなんかカッコよくて。小学生の頃に友達と楽しみながら、新ステージに進むたびに「ぎゅあああ！！きもちわるぅぅ！！！」って叫びました。

俺達のネオジオ！個人的に一番ハマった格闘ゲームではないでしょうか。「餓狼伝説」、「龍虎の拳」が同じゲームに入るという夢の設定。3人のキャラを1組でプレイでき、必殺技も派手。登場する可愛い女性キャラに恋した男子も多いハズ。今やっても本当に面白かったです。半月斬！斬影拳！パワーゲイザー！

以下、説明すると昔話で20ページぐらいになって、中央区情報が全くなさそうなので、写真だけご紹介します。

というわけで、あっという間に財布の小銭が消え去りました(笑)。
ハイアット セントリック 銀座 東京によると、今回のこの企画は6月30日(日)まで開催。ずっと同じゲームではなく、定期的に入れ替わるのだそう。
銀座のお洒落でラグジュアリーな空間でレトロゲーム体験。なかなか経験できないので、気になった方はぜひ！子どもを連れて楽しんでもイイかもしれませんね！