左手前の黄色のラインが目立つビルがプレナス。信号機の後ろに見えるあたりが阪本小学校。都心ならではのこの近さが「茅場町あおぞら田んぼプロジェクト」を実現させているのだと思います。
~ 「茅場町あおぞら田んぼプロジェクト」今年も継続中 ~
プレナスと阪本小学校は約100メートル
左手前の黄色のラインが目立つビルがプレナス。信号機の後ろに見えるあたりが阪本小学校。都心ならではのこの近さが「茅場町あおぞら田んぼプロジェクト」を実現させているのだと思います。
屋上に集合!
この日の最高気温は26度。曇り空でしたが徐々に青空が見えはじめた10時30分にプロジェクトがスタート。オリエンテーションを聞く阪本小5年生の子ども達、23名。表情が少し緊張気味です。
今年も講師はプレナス八谷さん
プロジェクトの流れを子ども達に説明します。
昨年はコロナのため子ども達による稲刈りは実現できませんでした。今年こそ稲刈りができるかもしれませんね。
あおぞら田んぼと準備された苗
8階建てのビルの屋上にある、3.6m × 5.8m の田んぼ(約20㎡)。
田んぼの表面が反射してビルが映りこんでいます。茅場町ならではの光景です。
不安そうに田んぼを覗き込む子ども達。砂場でも海の砂浜でもない未体験の田んぼに緊張を隠せません。
いざ、田んぼへ!
裸足になり苗を手渡された子ども達は恐る恐る田んぼの中へ。田んぼに足を入れた途端、一気に屋上が騒がしくなります。
「気持ちいい!」「足が動かない!」「深い!」「何か変のもの踏んだ!」
想像を超える気持ち良さだったのか、雄叫びをあげる子もいました(笑)。
プレナス社員のお兄さんに教えられながら、どんどん田植えをする子ども達。慎重にそっと植える子もいれば、サクッと素早く植えてしまいやり直しを命じられる子も。個性が出ていてとても面白いです。
順番待ちの子は不安そうな表情…
自分の番に備えてイメージトレーニング中でしょうか?友達の雄姿を真剣な表情で眺めます。
あっという間に田植えが進んでいきます。ふざけてはしゃいでいた子も、田植えが始まると真剣な表情に切り替わるのが面白かったです。
腕を怪我しながらでもガッツで田植えをする子、泥団子を作ってしまう子、全身をピンと伸ばしアクロバティックな田植えにトライする子。個性豊かな子ども達による田植えは、きっと想いが通じて美味しいお米に成長するに違いありません。
校長先生も途中から合流
なぜか校長先生の登場に子ども達から拍手が巻き起こり、この日一番の盛り上がりをみせていました。
遅れて来たため子ども達に謝罪する校長先生。ふだんの阪本小の様子はこんな感じなのかなぁと、ほっこりしました。
田植えが終わり最後のメダカ放流。放流前に急いでメダカに可愛い名前を付ける女の子もいれば、「行け~!俺のメダカ!!」と叫んだりする男の子も。
インスタグラムのその様子を動画でUPしています。ぜひご視聴ください。
最後は記念写真。写真から子ども達の元気さ・楽しさが伝わってきますね。
今後の流れは9月に稲刈り、10月中旬には精米し試食会を行う予定。数名の子ども達にインタビューしてみたところ、みんな田植えは初めての体験とのことでした。
「明日また見に来ていいですか?」
「やよい軒のごはんが食べたい!」
そんな愉快で元気な声が聞こえ、子ども達はプレナス社員の方達とすっかり仲良しに。
最後に「ありがとうございました!」とみんなで挨拶をして阪本小に戻って行きました。泥で汚れた体操着の後ろ姿が、田植えの前よりむしろ元気がみなぎっている様にも見えました。
プレナスは「子ども達に学びの場を提供し、米の生育とともに米文化の大切さを発信し続ける」とのこと。玄米のような性質を持ちながら白米の美味しさを味わえる金芽米を使用し、事業を拡大するプレナスの姿勢に本気さを感じます。
毎年田植えの取材をしているせいか、兜町交差点を通るたびプレナスのビルを見上げて「いまどのぐらい成長したかなぁ…」と考えてしまいます。プレナスのホームページとfacebookでは育成日記が見ることができるので、ぜひ下のリンクから覗いてみてください。
↓ 2021年 田植えの模様 ↓
↓ 2021年末にオープンしたおすすめカフェ ↓
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