なんてことでしょう！とても貴重な花が築地川銀座公園で開花間近、しかも6本同時！！
早速編集部ユキイデは築地川銀座公園に向かい、開花をはじめている竜舌蘭の花の様子を見に行ってきました。

竜舌蘭とはいったいどんな植物なのでしょう？実は観葉植物としてよく販売されている植物。中南米を中心に自生する植物。メキシコでテキーラの原料に用いられることで有名です。葉のかたち・質から、竜の舌に見立てて名付けられたそうです。アロエにも似ていて蘭という名前がついていますが、どちらでもなく「リュウゼツラン属」です。
日本へは主に繊維を取るために明治時代にやって来てきました。「リュウゼツラン」あるいは「アガベ」の両方で呼ばれることが多いですが、「リュウゼツラン」とはあくまで１つの品種のことを指すので、総称としては「アガベ」と呼ばれているらしいです。

そして注目は「花」です。数十年に1度、日本では30～50年に一度だけしか咲かないと言われています。アスパラガスの様な、なが～い茎の様な部分は花序という部分らしく、竜舌蘭の花序は世界一長い！らしいです。
【11/9追記】中央区の公式ホームページにも情報が掲載されました。開花は恐らく11月中旬～下旬の予想で、2～3週間楽しめるとのことです。楽しみですね！

数十年に一度しか咲かないと言われている竜舌蘭が、高速道路の上の築地川銀座公園で6本同時に咲くなんて本当にアンビリーバブルです。綺麗に6本並んでいて、まるで魔法陣のようです。花壇の真ん中に行くとパワーが得られるかもしれません！新たな期間限定パワースポット？？

しかしこれは本当に竜舌蘭なのか？花壇には説明のプレートが設置されておらず。そのせいか、公園にいてる人も世紀の開花ショーに全く気付いていない感じがします。
困った時は我らが「中央区環境土木部水とみどりの課」。以前も「鉄柵を喰う街路樹」の取材で大変お世話になりました。馬喰横山の駅の近くで起きた「ハネアリが大量発生事件」の時もすぐに対応してくれました。いつもクセのあるネタですみません。今回も問い合わせてみました。

以上、区の担当課の回答でした。平成30年に植栽したということで、その時点で何歳なのか不明ですが、それにしても貴重な開花、しかも6本同時は凄いことだと思います。
中央区内で他に竜舌蘭が生えている公園などがあるか聞いてみましたが、「区で管理しているものは他にない」とのことでした。そういう意味でも貴重ですね。

竜舌蘭は残念なことに、花が咲いた後まもなく枯れてしまうそうです…(泣)。
竜舌蘭の花言葉は「繊細」と「気高い貴婦人」。「繊細」は生涯1度しか花を咲かせないことにちなんでいるそうです。「気高い貴婦人」は、ゆっくりと生長する姿が高貴なプライドを感じさせる…ということから、らしいです。

平成30年に築地川銀座公園にやって来て、わずか3年で開花し枯れてしまう…。そうなってしまう何か理由でもあるのでしょうか？
もしかすると築地川アメニティ整備構想が関係しているのかも！？と思ってしまいます。築地川アメニティ整備構想では高速道路が地下化され、その上に公園や緑の空間づくりがされる予定です。築地川銀座公園がどの様になるか今はまだわかりませんが、そんな事情を読み取ったのかもしれません。

築地川銀座公園に着いた時にすぐ感じたのが、残念なことにタバコの吸い殻の多さです。
公園の入口にちゃんと喫煙所があるのですが、そこに入らず花壇のまわりで吸っている人も多く見かけました。

怒りを通り越して悲しくなります。喫煙所が狭いのか？数が少ないのか？
竜舌蘭の開花という世紀の瞬間なのに、これじゃあ興覚めです。ちゃんとマナーを守って欲しいものです。竜舌蘭の6人の貴婦人はずっとあなた達のこと全部見ていますよ。

煙たい公園の空気にも負けず、グングン伸びる竜舌蘭の花。綺麗に開花したらまた撮影に行きたいと思います！

↓ 築地川銀座公園の場所はコチラ ↓

↓ 過去記事・築地2丁目の街路樹が柵を喰らう!? ↓

↓ 過去記事・ど根性トウモロコシ ↓