田植えを始める前に大きな会議室に集合。まずは中尾支社長の挨拶です。
「皆さん怪我のないように。1本1本気持ちを込めて植えてください。」
支社長直々の言葉「気持ちを込めろ」は、相当なプレッシャーです。白鶴がこのプロジェクトに相当力を注いでいることがわかります。
~ 2007年から続く中央区ビル屋上米作りのパイオニア ~
白鶴酒造 東京支社 中尾支社長
田植えを始める前に大きな会議室に集合。まずは中尾支社長の挨拶です。
「皆さん怪我のないように。1本1本気持ちを込めて植えてください。」
支社長直々の言葉「気持ちを込めろ」は、相当なプレッシャーです。白鶴がこのプロジェクトに相当力を注いでいることがわかります。
例年であれば一般の参加者を募集して一緒に田植えを行うのですが、今年はコロナ禍ということもあり、白鶴社員と協力者のみで田植えを実施。少し寂しいですが、そのぶん支社長の言う通り1本1本気持ちを込めて田植えができるのではないでしょうか。
事前にマニュアルを頭に叩きこむ
続いて、プロジェクトのチームリーダー山田亜由美さんより田植えマニュアルの説明が行われました。山田さんは今回からチームリーダーに着任したらしく、少し緊張気味。まるで企業のプレゼン会議を見ている様です。会場内は心地良い緊張感が漂います。
本日の田植え作業は30名が参加。初めて経験するメンバーもおり、皆さんTシャツに半パン、首にタオル、サンダルというラフな格好ですが、スクリーンに投影されている田植えマニュアルを見る姿はとても真剣です。
西武造園(株) 藤代さん
本日の田植えは30名で行われるのですが、天空農園を1年間お世話をするのは、広報・営業サポート部の女性6名のみ。米作りに専念しているわけではない、銀座で働く普通OLさん達です。なので、プロジェクトには農業のプロフェッショナルである西武造園を呼び、アドバイスやお手伝いをしてもらっているそうです。心強いパ―トナーですね!
西武造園の藤代さんは「5月から準備を始めてやっと田植えの時期をむかえることができました。本日田植えを無事に終えて田んぼの景色が変わるのが楽しみです。」と語りました。
梅雨入りしたとは思えない気持ち良い空
東京都では前日に梅雨入り。心配されていた天気も崩れることもなく、時折強い日差しが降り注ぐほど。何もしていなくても汗がにじんできます。
8階建てビルの屋上からは銀座三越、三原橋交差点、歌舞伎座、東劇ビルが一望。夜景もきっと綺麗だろうな…と、そんなこと想像していたら田植えがスタートしていました。
裸足で田んぼに入って田植え開始!
ロープの目印を頼りにどんどん田植えをしていきます。
屋上の田んぼは1つだけではなく、大小大きさの違うものが合計7つ。プロジェクト発足の翌年2008年に屋上を大改修し、約110平方メートルの屋上田んぼが完成したのだとか。
無駄のないスピーディな動き!
かなりの速さで田植えが進んでいきます。皆さんコロナ対策を厳しく徹底しているのか、無駄口を叩くことなく、粛々と作業を進めます。
先日プレナスでの小学生たちの賑やかな田植えとは正反対。静かに素早く、プロフェッショナルを感じます。
「冷たくて気持ちいいですか?」という質問を投げかけると「ぬるいです。」と、ひと言だけの回答が。大変失礼しました!
緊張気味の「2021 Miss SAKE」美女2人
今回の田植えには「2021 Miss SAKE」ファイナリストの美女3名が参加。
写真左は窪真理さん(東京代表)、右は佐藤琴音さん(東京代表)。お二人ともこれからの田植えに少し緊張している様に見えます。
斉藤百香さん(宮城代表)(写真真ん中)
一方、もう一人の「2021 Miss SAKE」ファイナリストの斉藤百香さんは笑顔で田植え完了。田んぼに足を取られ少し苦戦しながらも、他の白鶴社員に負けない腰を落とした低い姿勢、スピードで田植えをこなしていました。素晴らしい!
京橋築地小学校の生徒も田植えをする予定
今回の田植えでは、7つの田んぼ全て行わず、2つの田んぼを残していました。後日、京橋築地小学校の生徒が田植えにやって来るそうです。毎年の恒例行事になっているのですが、昨年はコロナで残念ながら田植えは行わず、稲刈りのみ行ったそうです。
プロジェクト発足直後の2009年から小学生の田植え・稲刈り体験を行っているとのこと。2009年だとすると、その当時の子どもたちはお酒を飲める成人になっているはず。凄いですね!
あっという間に田植え完了
1時間もかからず終了!「白鶴錦」の苗1700株を田植えが完了しました。心地良い風がビルの屋上を吹き抜けます。
2021 Miss SAKE 東京代表 窪真理さん
大きな白鶴の看板の下で記念撮影
ビル屋上はとても日当たりが良いので、順調に育てば10月に稲刈りを行うそうです。
取材を終え帰る支度をしていると、白鶴の担当者の方に「次は稲刈りですね!」と笑顔で挨拶をされました。その言葉と表情になんだか米作りへの自信とプライドを感じました。
40本限定販売 「翔雲」(10,000円・税別)
正式名称は「白鶴 翔雲 純米大吟醸 銀座天空農園 白鶴錦」。
白鶴銀座天空農園で育てた酒米「白鶴錦」100%で仕込んだ純米大吟醸酒。マニアにはたまらないお酒です。こちらのお酒、6月9日からIMADEYA GINZA SIX店、銀座三越、小泉商事、松屋銀座で販売が開始されました。webでの販売はしておらず、店舗限定販売。販売本数は40本。パイナップルやピーチを思わせる華やかな果実香らしいです。気になる方はお急ぎ下さい。
あれ?なぜプレナスの八谷さんが?
なんと今回の田植えのメンバーに、先日の取材でお会いしたプレナスの八谷さんの姿が!プレナスの「茅場町あおぞら田んぼプロジェクト」はまだ2年目。ノウハウを学ぶため、見学を兼ねて白鶴の田植えに参加しているのだとか。茅場町プレナス&銀座白鶴の、夢の中央区コラボが何か実現したらいいですね!
白鶴銀座天空農園、田植えの取材にやって来た?
— 中央区民マガジン (@chuo9_magazine) June 15, 2021
梅雨なのに奇跡的に晴れ☀️
田植えした人より汗だくになったかも?
記事お楽しみに? @hakutsuru_sake pic.twitter.com/OUpYM7v0MR
大きな怪我やトラブルもなく無事田植えが終了。ビルの立地がとても良く、見慣れた銀座の街の風景の中、苗が植えられていく様子は何か神秘的な感じがしました。Miss SAKE宮城県代表の斉藤百香さんがとても印象的なことを語っていました。
「白鶴さまの大きな看板の下、ビルに囲まれたところに田んぼがあって、お稲荷様がある風景がとても神秘的だと感じました。だけど、ある意味現代的な日本らしさを感じました。」
白鶴銀座天空農園は中央区ならではの日本の原風景なのかもしれません。今後もプロジェクトに注目!秋の収穫がとても楽しみです!
白鶴銀座天空農園
場所:中央区銀座5丁目12-5 白鶴酒造東京支社ビルの屋上
活動の様子をホームページ、SNSで見ることができます。
ホームページ http://www.hakutsuru.co.jp/g-nouen/
Facebook https://www.facebook.com/hakutsuru.ginza.official/
Instagram https://www.instagram.com/hakutsuru_ginza_official/
↓ 5月に行われたプレナスの田植えの模様 ↓
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