気になる橋の名称ですが、東京都建設局江東治水事務所によると正式名称は無く、呼称として「月島川水門テラス連絡橋」と呼んでいるそうです。
場所はこちら。
~ 9/9開通 勝鬨橋側からはスロープが無く階段だけなので注意が必要です ~
気になる橋の名称ですが、東京都建設局江東治水事務所によると正式名称は無く、呼称として「月島川水門テラス連絡橋」と呼んでいるそうです。
場所はこちら。
この付近の隅田川テラスを歩いたことがある人はおわかりだと思いますが、ここを通る時は西仲橋を経由する必要がありました。
今回月島川水門テラス連絡橋が開通したことにより、ランニングやウォーキングコースの選択肢が増え、より快適に楽しめるようになりました。
まずは橋の上からの眺めを動画でご覧ください。
ご覧の通り、なかなかの絶景です!
聖路加タワーからスカイツリーまで一望できる
勝鬨橋方面。奥には築地大橋も
月島川水門の目の前。なかなかの迫力
ご覧の通りぐっと持ち上がった構造
水門の前に架設されているのでなかなかの高さがある
スロープと階段すべてに2列の手すりが設置されている
欄干の裏側にLED照明が
橋の床。隙間から川の水が見える
注意が必要なのは橋の床部分。数ミリの隙間があるので小銭やカードを落としてしまうと下の川に落ちてしまう可能性が。
開通時間の15時を過ぎると、待ちわびた人たちがスマートフォンで撮影して「渡り初め」を楽しんでいました。何人かの方に声をかけ感想を聞いたところ、見逃せない大きな欠点を発見しました。
それは「勝鬨橋側からのアクセスは階段しかなくお年寄りやベビーカーの通行には不親切」ということです。
勝鬨橋側からの入口
いきなり段差が待ち受ける(奥が勝鬨橋ふもと、手前が隅田川テラス)
階段しかない入口
勝鬨橋の下と隅田川テラス
この場所にエレベーターがあればバリアフリーになるのだが…。
勝鬨橋の下をくぐった向こう側にも残念ながらスロープはありません。
ベビーカーを押して散歩を楽しむはずが…
開通直後にベビーカーを押して橋を渡る家族連れを3組に声をかけ感想を聞いてみました。皆声を揃えて「不親切だ」と嘆く様子。
ある父親はガッカリした様子でこう語りました。
「楽しみにしていたのに残念です。どうしてもうちょっと工夫が出来なかったのでしょうか。」
違う母親はこう語りました。
「せっかく綺麗で新しい橋が完成したのに、考え方は最新じゃなかったのかな…。」
橋の中心部の看板には注意書きが
これはつまり「左に行っても階段しかないから気を付けてね」という意味でしょう。
わかっているならもう少し工夫して欲しかった…というのが本音です。
中央区民マガジンでは東京都建設局江東治水事務所に取材を行いました。
階段しかなく不親切な点について、担当者より以下のコメントがありました。
「ご指摘いただいた点は認識しています。ですがスロープを設置するためには長い距離が必要であったり、出入口を設けたりしなければいけないため、今回工事が困難だったことをご理解いただきたいです。今後はスロープを設置する方向で検討はする予定です。」
コロナを考慮してか、開通日当日はセレモニーや式が行われませんでした。それでも開通の15時には約30名ほどが集まりワクワクした様子。近所に住む人達や周辺の企業の人たちは「やっと開通ですね!」と声を揃えていました。期待が高まっていたので階段しかアクセスが無いのは本当に残念です。風が心地良く眺めも絶景、素晴らしい橋だと思います。全ての人が心地よく隅田川テラスを楽しめるよう、今後の改良に期待したいところです。
地域企業・団体に協賛いただいてます