日本橋室町<山本海苔店>「日本橋いづもや」うなぎ手巻き寿司 1980円
~ 編集部ユキイデが選ぶ『いま』食べたい・食べるべき中央区グルメはこれだ! ~
(3/4):③「ゲームチェンジャーとなるか?老舗入魂の黒いやつ!」 ←NOW!
日本橋室町<山本海苔店>「日本橋いづもや」うなぎ手巻き寿司 1980円
3つ目はこれだ!日本橋が誇る老舗・山本海苔店による高級手巻き寿司だ!
上質な有明海産焼海苔、板海苔サイズをまるまる1枚使用し、しかも!名店・日本橋いづもやのうなぎが入っているという超贅沢な、トップ・オブ・手巻き寿司だ。高い!高すぎやしないか!?ワンハンドで約2千円。これを持って気軽に食べ歩きをする勇気は…私にはない。
実はこの手巻き寿司に関しては、大中央区展開催前、山本海苔店の担当者から猛烈なプッシュを受けていた。それもそのはず、山本海苔店の本店は再開発でまもなく仮店舗に移転し、そこで初の飲食事業に挑戦するために奮闘中なのだ。そこのお店に登場するであろうプロトタイプがこの手巻き寿司、つまり今回の大中央区展は、いわば明暗を分ける初フライトということなのだ。
その前談がありながらも、自信ありげに「ご試食どうですか?」と言われたので、応じることに。心の中で超ガッツポーズが出たのは言うまでもない。
海苔を目の前で焼く実演販売なので、ガラス越しに期待が高まる。精神を統一してかぶりつく。まず最初に感じたのは焼きたての海苔の味だ。さすがとしか言いようがない豊かな香りだ。海苔ってこんなにしっかり味がするのか!?と、驚いた。口どけも素晴らしい。咀嚼するとすぐにほどけていく。続いて、いづもやのうなぎの味が広がる…パーフェクトだ。柔らかく雑味がない。とろけていく。うなぎを食べたのはいつぶりだろう…。昆布と混ざり合い、より滑らかに感じる。
円錐形なので食べ進めていくうちに細くなっていくのだが、その細い部分が特に旨い。海苔、昆布、錦糸卵、うなぎが一気にひと口で味わえるからだ。わさびと山椒もかかっており、こちらはオーダー時に有無を聞かれた。そういう細かい所が大事だ。
強いて言えばもうちょっとタレが欲しいところと、ボリュームだ。やはり大食漢の編集部ユキイデにとっては物足りない量だった。とはいっても、酢飯の量は決して少なくなく、むしろ女性には少し多いのかもしれないが、やはり約2千円というところが気になる。価格帯的にグルメバーガーと比較した時に、ボリュームが物足りないと思ってしまうのだ。
日本橋いづもや 岩本氏が登場
そんな訳で正直なところ、この手巻き寿司は残念ながら3選から外れてしまう予定だったのだが、食べ終わる頃にいづもやの岩本さんがたまたま通りがかった。
「さすが、いづもやさんのうなぎは旨いですね!」と伝えたところ、「山本海苔店さんの海苔が旨いんですよ。」と、粋な言葉が。
その言葉にシビれ、心を改めて3選にノミネートさせることにした。忖度なしとか言ったくせに…大変申し訳ございません。
ちなみに、全然売れていないのでは?と思って質問してみたことろ、「おかげさまで、夕方までに15食は売れました。」とのこと!月末だから…といって興味がないフリをするより、良いものには快くお金を払う粋な人間になりたい。この手巻き寿司は海苔のゲームチェンジャーになるポテンシャルを秘めているのかもしれない…。『いま』確かめてみる価値がある。
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