串ェ門は江戸桜通り沿いの地下1階にある、炭火焼鳥が自慢のいわゆる居酒屋だ。
串ェ門がある江戸桜通りには、洋食の人気店「レストラン桂」、老舗和菓子店「文明堂」などがある。
~ 増量しても価格据え置き!日本橋室町が誇る進撃の巨大唐揚げランチ ~
串ェ門は江戸桜通り沿いの地下1階にある、炭火焼鳥が自慢のいわゆる居酒屋だ。
串ェ門がある江戸桜通りには、洋食の人気店「レストラン桂」、老舗和菓子店「文明堂」などがある。
江戸桜通りは三越やコレドがあるいわゆる日本橋室町エリアと、人形町エリアを結ぶ重要な通りだ。
余談だが、昭和通りの本町二丁目交差点はすぐ信号が変わってしまう。途中で信号が点滅し渡り切れなさそうなお年寄りや子どもを見かけたら、寄り添い声をかけ、手を挙げ一緒に渡ろう。それが社会人のマナーだ。
新社会人の諸君に挑戦して欲しいのがこのランチ「唐揚定食980円(税込み)」だ。
「2枚~6枚までお値段変わらず」この文字に気付いた君は素晴らしい。瞬時に情報を察知する能力は社会人にとって大切なスキルだ。嗅覚ともいう。そして、串ェ門では唐揚を「個」ではなく「枚」とカウントする。理由は平べったいから、だそうだ。
唐揚定食についての指南書
日本橋に限らずビジネス街のランチタイムはとにかく混む。12時ジャストにオフィスを出てもどこも満席である可能性が高い。流れで「コンビニで済ませよう」と妥協してしまうのは勿体ない。もっと言うと「今日はもう昼ご飯はいいや…」となってしまうのが一番いけない。人間が生きるために最優先すべきことなのは「食」なのだ。朝のつまらないミーティングの時間があればその隙に「今日は何を食べようか?」と、考えよ。前日の晩にNetflixを観るのもいいが、会社の周辺グルメ情報をリサーチし、同僚に「明日のランチここ行かない?」と連絡せよ。その繰り返しが君を一流の社会人に成長させるのだ。(知らんけど)
話を串ェ門に戻そう。この文書を見よ。唐揚定食についてまとめられた重要な文書だ。「串ェ門は焼き鳥屋です。唐揚屋ではありません(汗)」と記載されている。それほどまで唐揚が人気なのだと推測できる。
新入社員諸君はこの文書を作成したお店の人の「想い」を読み取るのだ。
「5枚目にドラマがある…」とは、いったいどんなものなのか?想像力を高め、脳を活性化させよ。味覚を研ぎ澄ますのだ。
唐揚定食6枚がテーブルに到着!
凄い量だ。大皿である。胃袋に自信がある新入社員諸君は迷わず勢いで注文すべきだ。なぜなら、食べられなかったら同僚とシェアすればいいのだ。(お店のルールでもシェアOK)
メインの唐揚以外に、わかめの味噌汁、ひじき、漬け物が付いてくる。
高さ10センチぐらいある!?
横からの眺めはこれだ。まるで城壁だ。進撃の巨人ならぬ、進撃の唐揚だ。君はこれを一人で完食することはできるか?
斜め上からの眺め
かなり大きい唐揚がごろごろ。表面はサクッ、中はジューシー。しっかりと味が付いているのでそのままでも旨い。良い油で揚げているのだろうか?しつこくないのでどんどんいける。
大阪・神戸で食べることが出来る「ニューミュンヘン」の骨付き唐揚の味に似ているかもしれない。部位が違うので強引な例えかもしれないが、漬け込んでいるであろうタレの味が似ている。串ェ門の方が脂が多く、噛むとじゅわっと溢れ出てくる感じだ。
因みに、ポン酢orマヨネーズを選択することができる。足りなかったら追加で50円というシステムだ。
ところで新入社員諸君、良いことを教えてあげよう。
会社で偉そうにしているおじさん達は「よく食う若いやつが好き」ということだ。しかも旨そうに食う奴はなおさら好きだ。理由は簡単だ。自分の若い頃と重なるからだ。
ご飯お替り注文完了
~※※以下、編集部ユキイデによる妄想話です※※~
何十年も前、俺もこうだった。右も左もわからない。業界のルールや、会社の誰と誰が付き合っているとか、不倫しているとか知らなかった。俺はこの店の唐揚が好きだった。給料日が待ち遠しかった。今はもう揚げ物が苦手になってしまった。お前たちを見ていると、まるで俺があの頃のように唐揚を食っている感覚になる。もっと食え、俺よ。ためらわずマヨネーズをつけろ。ご飯もお替りしろ。
午後からは大事な得意先へのプレゼンだけど、何も準備していないだろ?それでいい。ノリで乗り切るにはエネルギーがいる。胃袋に唐揚げと飯を詰めて、満腹で汗を流し、頑張っている風を装えば俺がなんとかしてやる。(以上)
完食。
満腹指数120点だ。新入社員諸君よ、ただ完食するということが大事ではない。綺麗に完食するのだ。ご飯粒を残してはいけない。ビジネスでの会食では相手はそういうところを見ている。箸の持ち方も気をつけろ。苦手な食べ物の話題には注意だ。ネガティブな発言が続くと、相手はもう君を食事に誘わなくなるかもしれない。
イヌリン?
なんだかよく分からないが身体に良さそうだ。ていうか、6枚もの巨大唐揚とご飯2杯(うち1杯は大盛り)を食べてしまったのだ。良いことにしておかないと恐ろしくて仕事が手につかない。まぁもう既に眠気が襲ってきているのだが。
会計を済ませて地上へ。ランチメニューを再チェック。そういえば肉豆腐定食を注文している人が多かった。もしかすると唐揚定食より多かったかもしれない。今度はそちらに挑戦しよう。
夜の「得だね!晩酌セット!」も魅力的だ。20時までに入店したらこれ一択ではないか?真ん中の揚げ物はなんだ?アジフライか?ハムカツか??新入社員諸君よ、分からないことがあれば理解しに行けばいい。それが調査兵…失礼、社会人だ。社会人に求められる資質は理解することをあきらめない姿勢にあるのだ!
以上、日本橋の新社会人に捧げる、串ェ門の唐揚定食でした。唐揚が本当に美味しくてあっという間に食べてしまいました。最後までベタッとすることなく、サクサクでした。あまり自信がない人は3~4枚ぐらいがちょうどいいかもしれません。
人気店なのでランチの訪問時間にも注意したいところ。この日、11時の開店と同時入ったのですが、すでに1人並んでいました。食事を済ませて出るころには行列ができ始めていました。そしてランチタイムは現金のみなのでご注意ください。
串ェ門 室町店
住所 中央区日本橋室町1丁目13−5
電話 03-3241-3262
営業時間
平日 11時00分~14時30分、17時00分~23時00分
土曜 16時30分~22時00分
日曜定休
地域企業・団体に協賛いただいてます