初代浜町OLさんは、文字通り浜町の企業に勤めるOLでした。2021年から浜町エリアに住み始め、美味しい!と思った飲食店の情報を、自身のインスタグラムに投稿をはじめました。
~ 地元のグルメ情報、発信を終わらせない! ~
引継ぎのため帰国した初代浜町OLさん
初代浜町OLさんは、文字通り浜町の企業に勤めるOLでした。2021年から浜町エリアに住み始め、美味しい!と思った飲食店の情報を、自身のインスタグラムに投稿をはじめました。
2代目浜町OLさんに引継ぎ
フォロワーが徐々に増えてきた頃に転機が訪れます。2023年1月、ご家庭の事情でドイツに引っ越すことに。しかし、初代浜町OLさんは投稿を終了するのではなく、引き継いでくれる人を募集。なんと15名の応募があったそうです。
TOMORE zeroで真剣に引継ぎを行う2人。全体のフロー図が作成され、投稿のノウハウや投稿時間のタイミングまでかなり詳細に話していました。ドイツから一時帰国して引継ぎを行うあたり、かなりの熱量を感じます。
画像:インスタグラムのストーリーズ投稿より
応募者は女性だけでなく、男性からの応募もあったのだとか。
「皆さんバイタリティに溢れ、地域を愛している方ばかりでした。最終的に彼女に決めたのは『ご飯が好き』『料理も得意』という部分ですね。この方なら任せられると思いました!」
初代浜町OLさんがそう語ると、二代目浜町OLさんはこう続けます。
「プレッシャーは感じていますが、もともと自分はあまり気にしないタイプだと思います。1人でも飲みに行けるタイプなので(笑)。」
のぼりまで作成した初代浜町OLさん
インスタグラムの目的は浜町愛だと断言する初代浜町OLさん。地域愛に溢れることを語ってくれました。
「浜町やこのエリアに素敵なお店が多かったからフォロワー数も増えたのだと思います。地元の方もフォローしてくれて、地域に育ててもらったと思っています。」
「私がドイツに行くことによってこのアカウントがストップしても、次に別の誰かが出てくると思うんです。だけど、いま2000人以上の人がフォローしてくれているので、それがストップしてしまうのはもったいないですし、浜町OLとして継続した方が皆さんにとって役立つのでは、と思いました。」
甘酒横丁に向かう2人の浜町OLさん
引継ぎの続きは飲みながらということになり、TOMORE zeroを出て甘酒横丁へ向かいます。
グリーンが好きだという2代目浜町OLさん。新しいロゴのカラーもグリーンに決まりました。築地で生まれ、海外での1人暮らしの経験もあるとのこと。浜町OLに手を挙げた理由を聞いてみました。
「2021年から浜町エリアに住み始めて、この辺には美味しいお店がたくさんあることを知り、これをもっと広めたい!と思いました。だけど、個人のアカウントのフォロワーを増やしたいとはあまり思わなくて。できれば、既に発信してるところに協力したいな、と思っていました。」
初代とはまた違った魅力の2代目浜町OLさん。意気込みをこう語りました。
「目標はフォロワー数を増やすことですが、地域の皆さんがなにか楽しめることもできたらいいなと思っています。実は大学の時に地域活性のことを勉強していたこともあり、わくわくしています。初代のようにできるかプレッシャーを感じていますが、温かく見守ってくれたら嬉しいです!」
笹新の前で記念写真
人形町の笹新に到着。この日は月曜日で定休日でしたが、隣接する新川屋佐々木酒店による「日本酒隙間バル」というイベントが開催されていました。
18時ちょうどに着いたのですが、すでに店内はほぼ満員。常連客の声で賑やかな店内に、2人の浜町OLさんが消えていきました。充実した打合せになったことでしょう。
取材が終わり別れ際、初代浜町OLさんがご自身のこれからのことを語りました。
「これからもっと楽しくなるタイミングだったと思うので、寂しいです。これからは2代目浜町OLに任せて、今後ドイツでステップアップできるように、修行したいと思います!ドイツでの生活を発信しているアカウントを作ったので、そちらもぜひフォローお願いします!」
お二人にお会いして印象的だったのが、どちらも本気でグルメが好きということ。この日も、どこのお店に行く?という会話の時に一番盛り上がっていました。
初代浜町OLさんは「水天宮OL」や「月島OL」が出てきたら嬉しい、とも語っていました。自己の承認欲求のためのものではなく、地域で盛り上がろうとするインスタグラムがあれば、面白いコミュニティが生まれるのでは?そう感じました。
最後に、今回取材協力していただいたTOMORE zeroから告知です!
~コミュニティ型コワーキングスペースTOMORE zero~
野村不動産が手掛ける日本橋人形町のコミュニティ型コワーキングスペース。集中できる「ワークスペース」と偶発的な交流を楽しむ「ソーシャルリビング」を備え、コミュニティオーガナイザーが利用者同士の交流やコラボレーションを促進します。
2023年5月末までの月額メンバーシップ申込で1ヶ月無料キャンペーン中です。詳細は以下ウェブサイトよりご確認ください。
お問い合わせ・申込はこちら(TOMOREzeroホームページ)
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