コミュニティカフェ「KNAG」ってどんなお店?
とても入りやすいエントランス
「KNAG」のコンセプトは【兜町の表情を豊かにするコミュニティカフェ】。以下、プレスリリースより引用します。
「KNAG」はお客さまと心地の良い会話をつなぎ、多様な人々の交流の拠点としてコミュニティを育むカフェです。店名の「KNAG」は北欧の言葉で「コート掛け」を意味し、この街の方々がコートを掛けて寛ぐような場になれれば、という想いで名づけました。肩の力を抜いて、コーヒーを飲んだり、会話を交わしたり、お酒を楽しんだりと日常に寄り添うカフェを目指します。
モーニングでは、本店舗の運営を担うWAT社が運営する「Marked」のベーカリーで毎朝焼き上げたフレッシュベイクを、同社焙煎Coffee Wrightsのコーヒーと一緒に提供します。
またランチには生産者から届いた新鮮な野菜や、こだわりの調味料を使用したデリやサラダを。
ディナーではパブのようなカジュアルな雰囲気で気軽にクラフトビールやワイン、お食事をお楽しみいただけます。
店内には、ワークショップやイベント、ランチミーティングなど用途に応じてご利用いただけるゆったりとした個室もご用意しました。新しいことを始めてみたり、人とつながったり、街の人たちのコモンスペースとしてご利用いただけます。
天井が高く居心地の良い店内
KABUTO ONEの建物の角の位置し、入口も広くとても入りやすい印象。
一歩入ると高い天井に驚きました。白い壁と淡い色の木材の内装がとても心地良いです。
プレスリリースの内容では特に子連れやファミリーをターゲットにした感じではありませんが、入店してすぐ「子連れでも大丈夫そう」と感じました。ベビーカーでそのまま入店でき、席間のスペースも十分。子ども用の椅子の有無は確認しませんでしたが、壁側にソファ席があるので子連れには嬉しい設計です。
テーブルや椅子は少し丸みを帯びた設計でした。3店舗同時オープンするうちのひとつ、食堂「KABEAT」は、どちらかというと周辺ワーカーをターゲットにしているのか、テーブル・椅子がデザインのせいでかなり角張っていました。広いので子連れの利用も問題無さそうですが、「KNAG」の方がより子連れにフレンドリーという印象です。
あと余談ですが、店名の「KNAG」は「コート掛け」という意味なのですが、店内にひとつもコート掛けは無いそうです(笑)。
テレワークにも使えそう
「KNAG」の店内は大きく2フロアに分かれており、ダイニングフロアと、お店の奥にあるミーティングやイベントができる小部屋(コミュニティスペース)。奥の小部屋に行くには段差がありベビーカーでは通行しにくいのですが、サイドに手すりがあるで足の不自由な方にとっては親切な設計だと感じました。
注目はその通路部分にも席があることです。コンセント完備、もちろんWiFiも飛んでいるのでちょっとPC作業したり、気分を変えてテレワークしたい人にとってオアシスとなるはずです。因みにコンセントは真ん中のアイランドテーブル、カウンター含めて全ての席に完備!それだけでもこのカフェに立ち寄る頻度が増えそうです。
アイスからガッツリ系までフードも充実
サンドイッチとデリ&サラダプレート(1,100円)
グリルチキンとケールのサラダ(1,150円)
本日のデリ盛り合わせ(約2名分)(2,000円)
スイーツも豊富
カウンターの横にはパンとサンドイッチも
いくつかフードを試食したのですが、どれもとても美味しかったです。
メニュー全て無添加ということで、子どもの食事にも安心です。キッズメニューは特に用意されていませんでしたが、カウンター横のパンやサンドイッチ、アイスやスイーツは子ども達が喜びそうです。
※キャッシュレス決済のみ。現金での支払いはできないのでご注意ください
年末年始以外営業しており、営業時間は平日は8時~22時、休日は10時~21時。
夜も営業していてフードも充実。仕事が終わってから食事を作るのが面倒…というシーンや、お酒を飲むのアリだと思います。
メニュー
奥のコミュニティスペースも注目
プロジェクターが完備されており、閉め切ることができるスライドドアもあります。ミーティングやワークショップなどイベントで使えそうです。
コミュニティカフェというだけあり、ちゃんと「コミュニティビルダー」という肩書きの担当者もいます。まだスタートしたばかりなのでイベントの開催はこれから考えていくそうです。
おむつの交換はできる?トイレはどんな感じ?
隣店の「KABEAT」の広々としたトイレ
「KNAG」はスペースの都合上、残念ながらトイレの中におむつ交換台がありません。一旦お店の外に出て、おむつ交換台のある隣店の「KABEAT」のトイレを利用することをおすすめします。「KABEAT」のトイレはバリアフリーなのでベビーカーのまま通行できて、中も広々でした。
他2店舗「KABEAT」「HOPPERS」も色々凄い
今回は住民目線・子連れファミリー目線で「KNAG」に注目しましたが、他の2店舗「KABEAT」「HOPPERS」もコンセプトが明確で素晴らしいお店でした。
KABEAT
「KABEAT」の店内
「KABEAT」の6名のシェフ
「KABEAT」はスバリ、生産者を応援する、新進気鋭の敏腕シェフがいる食堂!
珍しい新鮮な食材がとても美しく美味しく料理されていて感動しました。
HOPPERS
ライス&カリー スリランカ定食 カレー+おかず9種(1,650円)
「HOPPERS」は押上の名店「スパイスカフェ」の2号店となる注目店。
オーナーシェフの伊藤さんによると
「2号店の誘いの話は何度かあったけど全て断って来ました。KABUTO ONEから声がかかった時も最初は断りました。しかしその後兜町を何度も歩き、街の魅力とKABUTO ONEのコンセプトと出店側に寄り添う姿勢に共感しオープンを決意しました。」
とのこと。「モダンスリランカレストラン」という、ワンランク上のスリランカ料理は、文字通り兜町のスパイスになりそうです。
「KNAG」の追加情報として、コーヒーのサブスクリプションサービスも行う予定なのだとか。
コミュニティカフェということで、今後どんな風にイベントやワークショップが展開されていくのでしょうか。編集部ユキイデは小学校のPTA役員なので「ぜひ子連れ・子育て系のイベントを!」と猛アピールしてきました。近くに住む皆さまも気軽にお店の人に「こんなことしたいんだけど!」と声をかけてみてはいかがでしょうか。