中央区民マガジン

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手で指で描く!阪本小学校と地元企業のフリーダムな出前授業!

2023.03.03
文:山下信治、撮影:ユキイデ
2/21(火)に阪本小学校にて地域の企業が合同で出前授業を行う「TERAKOYA Program」が開催されました。
今回参加したのは五年生、六年生の51人の児童。ポケットモンスターやディズニーのキャラクターともコラボする人気のアーティスト「絵子猫」さんと一緒に、手と指で自由に自分を表現しました。

TERAKOYA Programは「社会全体で次世代を育てる」をミッションに築地のイコールチャンス株式会社が主催。阪本小学校の出前授業には日本橋小網町のぺんてる株式会社(以下、ぺんてる)、新川の平和紙業株式会社(以下、平和紙業)が参加しました。

今回のコーチ役を務めた絵子猫(えこねこ)さんはファンシーで個性的な色使いで人気のアーティスト。有名キャラクターとのコラボも多数で知らず知らずのうちに作品に出合っているかも。

一角に展示された絵子猫さんの作品

「自分が楽しめる依頼だけ受ける」と話す絵子猫コーチ。この授業でも技術的な話はなしで、絵を描く楽しさや自由に表現する大事さをひたすらに伝えていました。

絵子猫コーチのお手本。イメージは某色塗りゲーム?

この授業では平和紙業がキャンバスとなる紙を提供。質感や風合い、色の異なる数種類の高級紙を用意。実物を比較しながら自分たちで使う紙を選択します。

紙を選ぶまなざしは真剣そのもの

そして絵具はぺんてるが手で使うために開発した「ゆびえのぐ」を使用。筆ではなく地肌にふれる用途のため、アレルギー対策はもちろん、手触りの質感にこだわったそうです。

色とりどりのゆびえのぐ

準備完了!

後はただひたすらに

自由に

心のままに

描く!

完成した作品たち

絵具まみれの手を

洗うのもひとつのアトラクション

最初は少し緊張感があった子供達もいつの間にか打ち解け、教室には笑顔と真剣な顔で溢れました。一様に「楽しかった!」の感想が。

コーチの絵子猫さんにも感想を伺いました。

「今の子供達は習い事や勉強で、遊びもYouTubeとかのインプットでパンパンで、アウトプットをする余裕がないから、その機会を作ってあげたいなと。
絵具を触れない子もいるかと心配してましたがそんなこともなくみんなノリノリで。
すごく楽しかったです。」

絵子猫さん

卒業の思い出に未来を描く

小川校長先生に話を伺いました。

「6年生はあと一ヶ月で卒業になりますが、何か思い出に残るようなプレゼントが出来ればと考えていたところ、この出前授業のお話をいただきました」

私立中への進学率が約4割の中央区。阪本小は特認校で校区もバラバラで進学先はさらに細分化されるでしょう。また阪本小は一学年一クラスで六年間クラス替えなし。子供同士の関係も一層深いはず。

「新型コロナの影響で六年生は四年、五年生の時の宿泊行事や課外授業などが軒並み中止になって申し訳ないなという気持ちがありました。」
「絵の得意不得意に関係なく楽しめる企画で、当たり前の枠を取り払って自由に、という部分が子供達にピッタリで大きな魅力を感じて開催をお願いしました。」

子供達の表情を見るにこの想いは伝わっているはず。

「当たり前の枠を外して可能性を広げる」「今を感じて未来を描く」
新しい旅立ちを目の前にした子供達には素晴らしい時間になったのではないでしょうか。

このTERAKOYA Program。まずは地元の中央区からということで、区内の小学校を周って順次このような出前授業を開催していくとのことです。

TERAKOYA Program
公式サイト

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(日本橋小舟町)

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(日本橋堀留町)

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山下信治 (編集長)

中央区民マガジン編集長。その割に中央区に住み始めて10年程度の新参者。BABYMETALとコリドラスが心の拠り所。東京都板橋区出身。

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