今回サービスを開始したのは「LUUP」という電動キックボードのシェアリングサービスです。今年の4月から渋谷、新宿などでサービスを開始していましたが10月11日より、中央区の東京駅・銀座・日本橋エリアでのサービスも開始されました。
~ 10月から中央区でもサービス開始 ~
今回サービスを開始したのは「LUUP」という電動キックボードのシェアリングサービスです。今年の4月から渋谷、新宿などでサービスを開始していましたが10月11日より、中央区の東京駅・銀座・日本橋エリアでのサービスも開始されました。
10月20日時点のポートマップ
国土交通省の「新事業特例制度」の認定を受けたサービスなので、ヘルメットの着用が任意、一方通行はなど個人所有の電動キックボードより自由度が高くなります。
警視庁のページに説明があるので詳しくはそちらをご覧ください。
認可されたサービス以外、あるいは個人の電動キックボードは今までの通り原付の扱いになるのでその点はご注意ください。
今回は区役所近くのポートからスタート。ちょうど区役所と新大橋通りの中間くらいの場所です。実際の手続きは一分弱。非常にスムーズですね。コミュニティサイクルとは違って先に返却場所を指定する必要があります。
実際の乗車方法は動画をご覧ください。
実際の使い心地はどうでしょうか?
せっかくなので築地から小伝馬町まで電車移動と比べてみました。
結果としては日比谷線は約10分。電動キックボードは約15分でした。スタート位置を区役所にしておけばもっといい勝負だったかもと反省。
新大橋通りから人形町通りのルートだったようですが、大通りはやはり恐怖感があるようです。
一方、裏道を走っている間は爽快感もあり楽しかったとのこと。
上の画像は加工の都合上、速く見えますが最高時速は15キロ、自転車と同じ程度のスピードです。下り坂でもブレーキが自動で作動して15キロ以上は出ないそうです。
あとは返却するだけです。返却ポートに向かいましょう。
手押しすると歩道に入れます
返却先は8月にOPENしたおにぎりカフェ「おむすびとせかいのごはん」の軒先。
近隣でもなかなか評判の良いお店です。以前ユキイデが取材したシェアオフィスの一階に入っているお店です。
↓↓取材記事はこちら↓↓
返却は簡単。駐輪スペースに停車後、アプリを起動して写真を撮影するだけ。簡単すぎて本当に返却できているのか不安になって何度も確認しました。
今回のレンタル料は555円。初乗り10分間110円(税込)、10分以降は1分あたり16.5円(税込)という料金体系です。撮影の関係上、余計な時間がかかってしまいましたが、寄り道をしなければ約20分、築地から小伝馬町が250円程度で借りれる計算です。
「今回は三回目です。初めて使った際は代官山から渋谷に移動しました。目的地がバスも電車も微妙な場所で、一緒にいた友人とその場のノリで登録しました。3分ほどで登録でき、10分110円ちょっとで楽しく移動できました。」
「キックボードには乗ったことがなく蹴りだす感覚をつかむのに苦労したものの、すぐに慣れました。15km/hが自動的に維持されます(自転車より少し遅いくらい)。車通りの多い道路では真横を車が通る場合もあるので、慣れるまでは人の少ない道路を通るのがオススメです。(中央通りなど走行禁止の道もあります)」
「電車やバスで行きづらい場所にも真っすぐ安く行けます。しかも立っているだけなので楽。普段見過ごしていた景色を発見することもできます。」
「自転車よりスピードが上がらないため通行する道によっては危ないかもしれません。また、既に免許を持っていれば追加で講習等も必要もないので、利用者の安全運転・ルールの遵守の点は心配です。」
「今回のルートは築地~小伝馬町で日比谷線が通るルートでした。いつも地下でスマホを見ながら何気なく移動する時間が、風を感じ景色を眺めながら移動する時間に。大きな坂が無いのも中央区ならでは。速度も15km/h付近で自転車に追い抜かれるくらいなのでキックボードでまちあるき(?)ができるのが最高でした!」
日本橋学生工房代表 野沢龍太郎さん
まだポートが少ないため不便な点もありますが、増設が順調に進めば非常に便利な移動手段になりそうです。個人的には晴海エリアに非常にマッチするんじゃないかと思います。
SNS上では安全性を懸念する声が多いですが、普通自動車免許が必要なこと、歩道は走行不可(本当は自転車もダメ)など諸条件を考えると総合的にコミュニティサイクルより安全な印象を受けました。
気になるのは車からの視認性です。テールランプの位置が地面すれすれのため、夜間は車から見えづらくなる可能性があります。その辺りは改善の余地があるのではないでしょうか。
実証実験中ということで最終的にどんなフォーマットになるかは分かりませんが、興味のある方は是非一回使ってみてください。
電動キックボードシェアアプリ「LUUP」
https://luup.sc/
地域企業・団体に協賛いただいてます
山下信治 (編集長)
中央区民マガジン編集長。その割に中央区に住み始めて10年程度の新参者。BABYMETALとコリドラスが心の拠り所。東京都板橋区出身。