- 児童数増加&35人学級化でクラス増。久松小に余剰スペースなし
- 幼稚園スペースを小学校が使用することに
- 周辺に幼稚園園舎を建てる場所が無い
- 場所が無いので久松幼稚園は常盤小の中に移転決定(令和6年度)
- 常盤幼稚園が復活?久松幼稚園閉園?
- 7/17(土)・7/18(日)住民説明会を開催予定
久松幼稚園が常盤小学校内へ移転する経緯
移転が決まった久松幼稚園
2021年3月国会で、公立小学校の1クラス当たりの定員を35人以下に引き下げ、すべての学年でいわゆる「35人学級化」を実現する改正義務教育標準法が可決・成立されました。
これにより中央区の各小学校も対応に動いているのですが、日本橋地区の久松小学校では児童数の増加が著しく、2028年(令和10年度)にはなんと8クラス分の不足が予想されています。
中央区教育委員会では久松小内の余剰スペースの活用に限界があることから、久松幼稚園園舎を小学校に転用することを決定。久松幼稚園は2024年(令和6年度)に常盤小学校内(休園中の幼稚園棟と講堂)に移転することを発表しました。
久松幼稚園移転の経緯
住民説明会は7/17(土)・7/18(日)開催
※常盤幼稚園は2007年(平成19年)4月から休園中
事前に行われた保護者向け説明会のやりとり
これまでに増築されてきたが、まだ足りない久松小学校
7/17(土)、7/18(日)に住民説明会が開催されますが、その前の5月~6月の間、久松幼稚園と常盤小学校の保護者向けに説明会が開催されました。編集部ユキイデは久松幼稚園の説明会に参加。教育委員会から出たコメント・発言を下記に箇条書きします。
・近くに園舎の建設を考えたが場所が無い
・民間企業の協力を得て場所を確保できないのか?→予算と時間的にとても難しい
・常盤小内に移転しても教室が足りないのでは?→検討中
・基本的に通学区域の変更は考えていない
・移転先の常盤へはバス通園を行うことを検討中
その他に、下記の様な保護者と教育委員会とのやりとりがありました。
「希望すれば常盤ではなく、近くの有馬・日本橋幼稚園に入園できるのか?」
⇒「皆さまのご意見を聞き検討する。」
「希望すればそのまま特認校である常盤小に入学できるのか?」
⇒「基本的にそれは行わない。」
「久松幼稚園の名前は消えるのですか?」
⇒「名前に関しては皆さまの意見を聞いて検討する。」
周辺の住民説明会 参加者募集
住民説明会の詳細(区のお知らせちゅうおう7/1発刊号より)
7/17(土)、7/18(日)の2日間、計4回の説明会が開催されます。
場所は久松小学校体育館と常盤小学校内の講堂です。
7/5(月)から募集が始まっており先着順。5日前が締切ですので、7/12(月)までです。
電話またはメールで申込が可能です。
教育委員会資料
中央区ホームページに、保護者説明会で使用した教育委員会の資料「令和6年度以降の久松幼稚園移転及び常盤幼稚園スペース等の活用について」が掲載されています。
参考までに抜粋、こちらでも掲載します。
全てご覧になりたい方は中央区のホームページよりダウンロードしてご覧ください。
120年以上の歴史を誇る常盤幼稚園の復活なるか?
休園中だがしっかりと「常盤幼稚園」の名前が
久松幼稚園は歴史ある幼稚園ですが、常盤幼稚園においてはそれ以上の歴史があります。
なんと1895年(明治28年)に東京市常盤尋常小学校付属幼稚園として設立。2007年(平成19年)に休園してしまいましたが、軽く120年以上の歴史を誇ります。
周辺住民や卒園生の思いはとても強いのではないでしょうか。現在休園中ですが、校舎・園舎の重厚で立派な門には「常盤幼稚園」の文字が誇らしく輝いています。
住民説明会では、やはり「久松幼稚園は無くなってしまうの?」「常盤幼稚園が復活するの?」「名前はどうなるの?」といった質問が出ると予想されます。久松エリアの方は幼稚園が無くなるのは少し不便になりますし、何より歴史が途絶えてしまうのは寂しい…と思っているの方が多いのではないでしょうか?対して、常盤エリアに住む方は念願の常盤幼稚園復活!?と期待に胸を膨らませているかもしれません。それぞれのエリアの思い・願いがあると思うので、どの様な着地になるのでしょうか?続報をお待ちください。
そして、オリンピック・パラリンピックが延期されたことにより、晴海西小学校(仮称)の開校が令和6年度に1年延期。この影響により通学区域である月島第三小学校でも令和5年度に小学校の教室数が不足することが予想されています。こちらの情報も続報をお待ちください。